08年12月10日 水曜日 憂楽嘲(ごまめの翁)ブログの目次

08年12月10日　　水曜日　　憂楽嘲(ごまめの翁)ブログの目次

1・不景気がソニーを呑む(ここからお入り下さい)

2・学力テスト(ここからお入り下さい)

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08年12月10日 水曜日 学力テスト

　　学力テスト

今日はソニー問題で政治の影が薄れている。メディアも国民も日本の政治にそっぽを向いたのかな？
　　　　　　　

延べ59カ国の小学4年生と中学2年生を対象にした国際教育到達度評価学会が07年度の調査結果を出している。
新聞とテレビ番組から記録の表を集めてみた。
　　　　　　　　　　　　　
中学二年生
　　　　　　　
小学四年生
　　　　　　　
中二の問題例
　　　　　　　　　
小四の問題例
　　　　　　　　　

08年12月10日 水曜日 不景気がソニーを呑む

　不景気がソニーを呑む

今朝の朝刊は天下のソニーの正社員を含めた人員削減の記事から始まっている。
朝ズバッの各紙の一面の紹介でも各紙ともこの問題が一面になっているようだ。
　　　　　　
新聞の見出し。
　　　　　　
ソニーの主なリストラ計画。
　　　　
番組のテロップ。
　　　　　　

新聞に載っていソニー関係グラフ
　　　　　　　
　　　　　　　
　　　　　　　

日本に失業者が溢れている。
しかし、企業は生産拠点を賃金の安い東南アジアに持っていき会社は株主に配当できるだけの利益を上げている。
何故だろう。日本の労働者の賃金が上がり過ぎ、生産コストが合わなくなった事につきる。
労働組合は賃上げを要求する。そして賃上げを獲得する。私のように半世紀で5回しか値上げを出来なかった職種は、サラリーマンが3％の値上げを獲得するとそれと同じく物価が3.4％程上がり、結局利益を上げるのは企業だということを半世紀の間、腹立たしく眺めていた。
労働組合は給料を上げなくても生活水準の向上を模索すべきだったのではないだろうか。

そして低開発国に技術を身に付けると、低価格の製品を作り出し、それに対抗するために賃金の安い東南アジアに製造拠点を移したのが、現在の日本の社会だ。これは戦後収入が多かれば良いという国家戦略と労働組合の考えが一致した政治の付けが今日本に襲いかかっているとおもう。
私が不思議に感ずるのは、千円札一枚で同じ物を買っても値打ちが何倍も違うという現実。

政治は成長ばかりを詠っているが、適正な資源の分配・資産の配分。それに伴う適正な人口を考えなければ、資本主義社会においてはソニーのような事例は続くと思う。

考えてみると、芸能界の売れっ子や野球選手の高額な収入。お金でお金を生むセレブな人々。ソニーでも今まで会社に尽くした人間がいたからここまで会社が成長したと言うことを、株主や経営者は肝に銘じるべきだ。
この寒空に紙切れ一枚で今まで会社に尽くした人々をホッポリ出すのなら、株主は無配当、経営者は裸一貫になって経営に立ち向かうべきではないだろうか。