風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

霧と雲の風景 東北地方 その1

2017-06-02 | 東北
 雨、雪、霧、靄 雲など水蒸気が醸し出す、陰影に満ちた風景に心引かれます。
 山々や林や木々が雨や雪に煙り、山肌を霧や雲がかけ上がり、渓谷を霧や靄が流れる風景は、日本的情緒に富んだ風景だと思います。
 各地へ出かけて行って写した、このような水蒸気が作り上げた風景を、総称して「霧と雲の風景」として何回かに分けて掲載します。
 雲海と流れのある雲は含めましたが、単に雲が写って入るだけの風景は、除外しています。
 デジカメ以前のフィルムの写真は、画像が落ちるため今回は使っていません。
 北から順次、合間合間に掲載します。
 北海道はほとんどがフィルムなので、入っていません。
 まずは東北地方の北部から、春、夏、秋、冬の順に並べています。

①岩手県八幡平、御在所湿原。6月中旬。


②岩手県八幡平。6月中旬。


③ ③~⑤青森県むつ市、薬研渓谷。10月中旬。








⑥ ⑥~⑨秋田県十和田湖。10月中旬。











⑩秋田県仙北市、宝仙湖。10月中旬。


⑪ ⑪~⑭秋田県八幡平。10月中旬。








⑭ 


⑮ ⑮~⑱青森県八甲田山。2月下旬。










蔵出し 今日の2枚+2枚 岩木山とりんご園

2016-12-30 | 東北
 今年の青森県岩木山麓のりんご園の写真は、岩木山がスッキリ見えず、いまいちの写真でした。
 1995年10月中旬は快晴の岩木山とりんご園に出会えましたので、20年以上前の劣化した写真ですがご覧ください。

①弘前市郊外のりんご園です。
 背後の山は岩木山(1625m)です。


②このりんご園の木は、今年見たりんご園の木と比べて、幾分背が高いように思いました。







三陸海岸④ 巨釜・半造

2016-11-19 | 東北
 岩手県から宮城県気仙沼市の唐桑半島へ入ってきました。
 今回の旅写真の最後となります。

①唐桑半島の入り口近くの大理石海岸です。
 かっては質の良い大理石として多く切り出されていましたが、今はその景観とともに守られています。


②以前はこの左手に遊歩道があり歩いたのですが、震災で破壊され通行禁止になっていました。





④巨釜(おおがま)とよばれているところへやって来ました。
 高さ16mの大理石の石柱・折石。
 1896年の三陸大津波で先端が2m折れたため、この名があります。




















⑪こちらは少し離れたところにある半造(はんぞう)。
 続けて読むと人名のような巨釜半造は、遊歩道でつながっています。


⑫浜ギクの大群落があります。














⑰この付近一帯も大理石です。








 長々と続けてきました今回の旅シリーズも今回で終わりです。
 私にとっては思いの深い9日間の旅となったため写真も多く、何とブログは27回も掲載してきました。
 最後までおつきあいいただきました皆さんには、ありがたく感謝を申し上げます。

三陸海岸③ 大船渡湾 碁石海岸

2016-11-18 | 東北
 岩手県大船渡市です。
 末崎半島の東南端にある碁石海岸をめぐります。

①朝靄漂う大船渡湾です。





③大船渡漁港。


④湾内は牡蠣、ホタテ、ホヤなどの養殖が盛んです。
 大船渡湾も震災で壊滅的な被害を受けましたが、震災前の姿を取り戻しつつあるようです。


⑤港内の一角に山積みされた牡蠣殻。


⑥途中の小規模な漁港。
 漁港施設や船はすべて震災で破壊され、新しく作られたもののようです。
 地区のお祭りで、船には大漁旗が掲げられています。


⑦3つの洞門を持っている穴通磯。


⑧小さな船は洞門の中をくぐって行けるようです。








⑪海蝕による見事な水道景観の乱曝谷(らんぼうや)。





⑬洞穴に当たる波により雷鳴のような音を発するので、右の大岩は雷岩とよばれています。











⑰碁石海岸は松林を縫うように遊歩道が整備されており、青い海をながめながら散策を楽しむことが出来ます。
 

三陸海岸② 鵜の巣断崖 浄土ヶ浜

2016-11-17 | 東北
 岩手県田野畑村の鵜の巣断崖から宮古市の浄土ヶ浜へ向かいます。
 10月16日の写真です。

①鵜の巣断崖です。
 200mの断崖絶壁が足元にあります。


②広いトイレ付きの駐車場が整備されています。


③このような歩き易い赤松の道を行けば突然、断崖が現れます。








⑥足元の断崖に白い浜ギクが咲いています。


⑦これは反対側、南側の断崖です。


⑧浄土ヶ浜へ向かう途中の海岸。
 沖合を赤い船が行きます。


⑨浄土ヶ浜です。
 日が陰り空も白いため、陰気な風景になってしまいました。


⑩ここでも浜ギクがたくさん咲いています。


⑪ほんの一瞬だけ日が当たり、島の岩肌が黄金色に輝きました。


⑫浄土ヶ浜は砂礫の海岸です。


⑬夕暮れの迫るひととき、白鳥ボートは店じまいです。
 ウミネコも心なしかさびしそうです。


⑭おそらく最終の観光船でしょう、見にくいですがウミネコが後を追っています。


⑮山田湾の夕景です。
 走っている途中で、もっといいポイントがあったのですが、車を止めるスペースがなく、港までやって来ました。





⑰山田湾は海の十和田湖といわれるほど美しい波静かな内海で、牡蠣やホタテの筏がたくさん浮かんでいます。
 震災で甚大な被害を受けましたが、復興に向かっているようです。