風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

熊野・丸山千枚田 2017 その3

2017-05-28 | 三重県・山・尾鷲熊野
 三重県熊野市紀和町にある丸山千枚田です。
 今回が最後です。













⑤太陽の方向から目を転じれば、畦道が黄緑色に輝いています。





⑦雲一つない快晴だっため、太陽はまぶしすぎて日輪は写せません。
 山陰に入った、いわゆるダイアモンドです。
 夕焼けも不発でした。




















⑭日没とともにほとんどの人は帰ってしまいました。
 オーナーの棚田へ、ひとり向かいます。


⑮夕焼けはなく、水田への映り込みもありません。
 この日の太陽は色彩的な余韻を残してくれませんでした。
 しかしこの切り絵のようなモノクロームの風景も、私は好きです。





⑰県道からのながめ。
 こことしては、平凡な夕景となってしまいました。




熊野・丸山千枚田 2017 その2

2017-05-27 | 三重県・山・尾鷲熊野
 三重県熊野市紀和町、「日本の棚田百選」のひとつ、丸山千枚田です。
 ここへやって来てから50分経ちました。
 日没までまだ2時間半もあります。
 
①田植えは終わったようです。
 大岩の向こうは、2日後に行われるオーナーによる田植えを待つ棚田です。














⑥再び、オーナーの棚田付近へ下りて行きます。


⑦左側に屋根が見えるところが棚田最上部の休憩所です。











⑪ショウブの花は残念ながら花の盛りは過ぎたようです。


⑫オーナー用の棚田。
 年会費3万円で、田植えや稲刈りなどの行事への参加のほか、新米10kg、地域の特産品の配布などの特典があります。


⑬オーナーの田植えを控え、名前の木札がつけられているのもあります。





⑮上部は「熊野古道通り峠」付近の千枚田展望所。
 がけの右側の木が少ないところです。


⑯左側のがけの地肌が見えているところは、県道からの展望所。
 帰りにそこからも写します。








⑲午後5時45分。
 日の入りまであと40分です。

 
 日の入りを控えて人が増えてきました。
 20人以上はいるでしょう。
 明日はその3,最後です。

熊野・丸山千枚田 2017 その1

2017-05-26 | 三重県・山・尾鷲熊野
 三重県熊野市紀和町にある丸山千枚田です。
 1340枚という日本最大級の規模の棚田です。
 日本の棚田百選のひとつです。
 5月19日の写真です。
 3回に分けて掲載します。

①棚田の最上部の休憩所付近からです。
 今、午後3時過ぎです。
 これから日没まで約3時間半ほどあります。


②この場所に先客が5人います。
 みなさん今から夕日ねらいです。


③見たところ、オーナーの棚田以外の棚田では、ほとんど田植えが終わっているようです。




















⑩こちら側の棚田の上部では、田植え中でした。
 私もこどものころ、そのころあった田の田植えを手伝わされたことがありました。
 ヒルに吸われた思い出が、強烈に残っています。








⑬こちらは左手下部の、オーナーの棚田です。
 棚田7,2haのうち、1,6haがオーナーの棚田となっています。





⑮逆光に水面が煌めいてきれいです。
 しかしここまで下りてきて、この場所で写しているのは私ひとりです。

















 この丸山千枚田へ向かう道筋に、無人の農産物販売のボックスがいくつかあります。
 ほとんどが一袋100円均一です。
 私は家に甘夏の木が2本あるのに、味比べのため5袋(20コ)とハチクを3袋買いました。

 その2に続く。

黄金色に輝く棚田 丸山千枚田 その2

2016-09-05 | 三重県・山・尾鷲熊野
 三重県熊野市にある丸山千枚田です。

①ここは日本の棚田百選のひとつです。











⑤農山村の風景になってしまった電気柵。
 これは低いのでイノシシ除け。


⑥ランドセルを背負った案山子。
 よく出来ています。


⑦遠くで見にくいですが、白鷺が二羽います。
 一羽はすぐさま飛び去りましたが、もう一羽はガッツのあるフレンドリーなやつと見えて、こちらを気にしながらもじっとしています。


⑧しかし、どんどん近づいて行くと、意を決したかのように飛び立ちました。


⑨美しい飛び姿です。





⑪KUROSHIOと書かれたユニークな案山子。
 三重県立東紀州くろしお学園(特別支援学校)の生徒さんの作品です。


⑫あまりにもリアルな顔なので驚きました。
 どのようにして作るのか分かりません。







⑮日本の原風景のひとつという感じがします。








黄金色に輝く棚田 丸山千枚田 その1

2016-09-04 | 三重県・山・尾鷲熊野
 三重県熊野市紀和町にある丸山千枚田です。
 稲の刈り入れを控え、今、棚田は黄金色に輝いています。
 9月2日の写真です。

①県道脇の展望所から見た、棚田のほぼ全景。
 1340枚の棚田は日本最大級。


②ただし、田んぼ一枚の平均面積は約10坪と小さいので、田植え機などの機械が使えず、ほとんど人手による作業。
 一番小さい田んぼは、稲三株でいっぱいというのもあります。





④場所を移動しました。
 棚田上部の休憩所付近から。


⑤丸山千枚田のシンボルともいえる大岩。











⑨車が何台か止まっています。
 草刈り機を使ってあぜ道の草刈りです。
 左端にも休憩所があります。


⑩下の休憩所から見上げています。





⑫棚田のオーナーが作ったいろいろな案山子があります。





⑭あぜ道はきれいに草が刈られています。
 休憩をしているおじさんから話を聞きました。
 今年のオーナーによる稲刈りは、9月11日(日)。その前にと、天気のいい日に一斉に草刈りをしている。ガソリン仕様の草刈り機なので1時間くらいは稼働する。いったん終われば、その時に人間も水分を取って休憩する。この日は全員、高齢者等々。














 明日はその2です。