風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

あおさ海苔の風景 2019年 その1 志摩市

2019-02-02 | 三重県・海・熊野灘
 このブログは2015年2月14日、「海苔の風景」からスタートしました。
 4年前と変わらぬ海苔の風景を求めて、今年も伊勢志摩地方の海岸を走ってきました。
 海苔が水面から出る大潮の干潮時、海の輝く晴天の日を選んでいます。
 しかし、スタートしたのがたった4年前というより、もっともっと以前だったような気がします。
 ブログ更新回数は1700回を超えましたが、時の感覚が狂っているのかもしれません(^^;)。
 3回に分けて掲載します。
 1月23日の写真です。

①志摩市浜島町迫子地区のあおさ海苔の養殖風景です。


②あおさ海苔は海苔巻きに使う黒海苔と違って、味噌汁に入れたり、天ぷらにしたり、卵焼きに入れたり、いろいろな食べ方があります。
 わが家はもっぱら味噌汁に入れて、味と香りを楽しんでいます。








⑤河口部の付近はゴミの付着を防ぐため、周囲はネットが張られています。


⑥支柱の竹や海苔網の手入れをしています。








⑨海苔網は美しい幾何学模様を描いて張られています。


⑩向かいは阿児町鵜方地区にある南欧風のリゾートホテル。





⑫オオバンと思われる鳥が何羽かいました。


⑬浜島町塩屋地区。


⑭整然と海苔網が張られています。
 昔、母親が着物の洗い張りをしていた光景を思い出します。








 明日はその2です。

鬼ヶ城の日の出②

2019-01-24 | 三重県・海・熊野灘
 熊野市鬼ヶ城の日の出、その2です。
 その1からもう少し遊歩道を先へ進みます。

①太陽は薄い雲の中に入り、丸い輪郭を失いました。


②魔見ヶ島。


③左側にも釣り人がひとりいます。


④千畳敷とよばれている岩のテラス。





⑥再び千畳敷。
 行ったり来たりしています。








⑨遊歩道を先へ進みます。
 当然、観光客はなしです。








⑫ここで遊歩道は通行止めです。
 約半分の距離です。


⑬来た道を引き返します。








⑯トビが盛んに舞っています。


⑰漁船が1艘出港です。
 太陽は雲の中に入り、この日はこの後曇り空になりました。
 6時40分から8時過ぎまでいて、この朝は私と釣り人二人だけの貸し切りでした。


 この後、那智の滝へ向かいます。

鬼ヶ城の日の出①

2019-01-23 | 三重県・海・熊野灘
 熊野市に泊り早朝、鬼ヶ城へ日の出を写しに出かけました。
 食事付きのビジネスホテルの朝食をキャンセルしてしまいました。
 食い気よりも写し気です(^^)。

①天気予報では曇りでしたが、水平線付近だけ雲が切れてくれました。
 日の出が期待出来そうです。
 右手前の磯に釣り人がいます。


②赤い光りの筋が上空に走っています。


③千畳敷の入り口付近。


④洞窟の向こうは魔見ヶ島。


⑤千畳敷で日の出を待ちます。


⑥太陽が少し顔をのぞかせました。


⑦円盤状がだんだん膨らんで行きます。











⑪だるま朝日です。


⑫600mmで写し、なおかつトリミングして太陽を大きくしています。


⑬日の出を見るとお日様からパワーをもらえそうに思えます。





⑮本当は魔見ヶ島付近からの日の出にしたかったのですが、遊歩道が通行止めのため、その位置に行けません。


⑯朝日はあっという間に昇ってしまうため、望遠系のレンズから広角系のレンズへと、あわただしく付け替えます。
 鬼ヶ城らしい洞窟の中から写します。


⑰再び望遠系へ。
 いい具合に船が通りかかってくれました。
 水平線と太陽だけでは物足りません。





 明日はその2です。

熊野灘の風景 2019年 その7 七里御浜・獅子岩・花の窟

2019-01-22 | 三重県・海・熊野灘
 熊野市七里御浜へやって来ました。
 七里御浜も獅子岩も花の窟も世界遺産に登録されています。

①鬼ヶ城トンネルを抜けると、熊野灘と七里御浜が広がるこの明るい景色が目に飛び込んできます。
 南国・熊野を感じるときです。


②<参考>何度も掲載した、熊野古道松本峠付近から見た七里御浜です。
 全長22kmの砂礫海岸です。


③七里御浜へ下りて来ました。
 ここは熊野古道・浜街道です。
 熊野詣での人たちは、この先苦難に満ちた峠越えもなく、歩きやすい砂利道で心地よい潮風をほほに受け、熊野三山を目前にして足取りも軽くなったことでしょう。


④御浜小石です。
 高級庭園などに使われていましたが、自然保護のため今では採取が制限されています。
 


⑤<参考>冬の七里御浜の風物詩、サンマ干しです。
 2016年1月7日の写真です。
 2017、2018年とサンマは不漁でした。
 三陸沖から熊野灘まで南下している間に、体の脂肪がほどよく落ちたサンマを、サンマ鮨や丸干しにして食べるとうまいのです。
 私は行った時点では今年もサンマの水揚げはなく、この風景も見られませんでした。


⑥寄せた波が引くとき、引きずられた小石どうしがぶつかり合って、ザザザーという腹に響くような音がします。








⑨向こうが鬼ヶ城の南端。


⑩熊野灘に向かって吠える獅子岩。
 高さ25m、周囲210mの巨岩です。





⑫七里御浜から見た右が獅子岩。
 横からでないと獅子の顔に見えにくいです。
 むしろ左側の岩のほうがライオン=獅子に見えてきます。
 新しい発見です(^^)。


⑬海はドン深で遊泳禁止。


⑭花の窟(いわや)。


⑮この高さ70mの巨岩がご神体です。
 熊野信仰の根底は自然崇拝です。


⑯熊野市の南端近くまで来ました。
 七里御浜と国道の間の松を中心とした雑木林です。
 地元の方のウオーキングの場となっています。


⑰獅子岩が遠く小さく見えています。


⑱この先海岸はだんだん狭くなり、和歌山県との県境近くまで続きます。


 明日は鬼ヶ城の日の出です。

熊野灘の風景 2019年 その6 鬼ヶ城

2019-01-21 | 三重県・海・熊野灘
 熊野市、世界遺産「紀伊半島の霊場と参詣道」に登録されている鬼ヶ城です。
 昨年夏の相次ぐ台風で遊歩道や手すりが損傷し、途中で通行止めになっていますが、行けるところまで行きます。

①鬼ヶ城の入り口付近の岩の造形。
 沖に見える島は地元でマブリカとよばれている魔見ヶ島。








④船が競うように魔見ヶ島の横を通り過ぎて行きます。
 こんな時間に何があるのでしょうか?


⑤鬼ヶ城は荒波の浸食と数回の大地震により隆起した大岩壁です。





⑦トビが舞っています。
 鬼ヶ城の上にはトビのねぐらがいくつかあるようです。


⑧逆光に煌めく遠くの海岸は、この後向かう七里御浜。


⑨大小無数の洞窟が並んでいます。


⑩左側にスリリングな遊歩道と手すりが見えています。
 この日は波静かです。








⑬この先で通行止めです。


⑭来た道を戻ります。


⑮自然が作り上げた彫刻芸術です。


⑯釣り人も帰り支度を始めた人もいます。





⑱向こう側は磯崎の集落です。


 明日の朝、日の出を撮りに再びやって来ます。
 次回は獅子岩、七里御浜、花の窟です。