レッスンの為に飼い主さんのご自宅に伺ったら
「フセだけは全くしませんが、他はお利口にしています」と話してくれましたが・・・
いやいや おかしい
教えていない、教えている途中なら解るけれどフセを全くしないってどういうこと
早速やって見せてもらいました。
なっなるほどと感じたことを書いてみますね。
フセる前から体を触っている
>> 飼い主さんは、何とかフセさせようと背中を押す、背中を撫ぜて「ほら、やるんだよ」って促しているつもりで触っていますが、
犬からしたらフセなくても触ってもらって既に楽しいから、わざわざフセなくていいじゃん になっている!
ご機嫌を取っている
>> フセと言う前に名前を呼ぶ、ご自身を見るまで声かけるから結局5~6回声かけることになる ご褒美、オモチャで
アイコンタクトが取れてからじゃないとって強迫感?指示が出る前に和ませようとする、犬の機嫌を人間がとるのに必死!
指示してやらないとき、終わりにしてしまう
>> フセと言ったものの、何回かトライしてやらないと「まぁいっか」と指示を放棄してしまう。そうすると言われてもやらなくていいんだと
犬は解釈するから 言わせておけば、そのうち諦めるだろう!と考えるようになり、結果的にやらない!
褒めない
>> フセたとしても座らせるまで粘っていたことに疲れ褒め忘れる せっかくフセたのに褒めてジャンプしてしまったらまたやらないといけないと
褒めるのを躊躇してしまう。そうなるとやっても楽しくないからやりたくなくなってくる。
説明が長い!何をしたらいいのか伝わらない
>>「できるでしょ、前はやったじゃないの」とか犬が理解できない説明が山盛りで、どこからが指示で、どこから褒めなのか?さっぱり分からない
細々書きましたが、やらなくて済むから、やらなくなる
自分からフセの指示を撤回する、やらなくても褒めてもらえる、やっても褒めてもらえない
様々なことが混ざってやらないを選ぶことになる。
解るように伝える言動は人間側が気を付けたいところですね
解るように指示しているのに、犬も教わっていて解っているのにやらないとき
必ずやる、やってから終わってくださいませ
犬は毎日あなたがどんなリーダーなのか見ています。
だから毎日「言ったことはやらせる人」という認識を付けてあげましょう。
一貫性がある人ってことなんだけれど、一貫性がある人を犬は頼れる、安心する、一緒に居て楽しいと思うのです。
やらずに済んだ貯金があればあるほど、初めはやらないですよ(笑)
この貯金はローンみたいなものなので清算には少々時間がかかりますが
今から【言ったらやる貯金】にも貯め初めていきましょう。やらないでいたものを、やるが上回るとき
見たことのない領域がみえていきます
やった人だけがみられる(笑) 関係が良くなるだけでなく犬の真価もみえるはず
人と犬の両方が一緒にトライしてみてくださいませ
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