百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

節分

2007-02-03 18:21:00 | Weblog

  2月3日  (土) 
                       平成17年1月1日より 764日目
                                  歩いた歩数      其の距離
                      本日         15,853歩        11,097m
                      総計  11,007,084歩  7,704,959 m
              上海から北京に向かう 連雲港まで 74,191m

  今日は節分。暖冬、しかも雲ひとつ無い快晴。体温35.9度とあって天下晴れてのウォーキング。

        
                              日本晴れの 関田山脈

  でも、節分にはにがい体験がある。西神田小学校の5年生の時、学校をズル休みして、浅草寺へ豆拾いに行った。これは母親が、父の「浅草寺じゃ、お金を撒くんだ。」というアヤフヤナ情報に踊らされて、貧乏からの脱却を試みた行為なのだ。

 母親と私と妹とヤッチャンの4人、お金を拾って儲けようというのだから、元気いっぱい浅草に向かって歩いた。上野辺りからは足も重く、口数も少なくなったが、母親に励まされてどうにか浅草まで歩きとおした。目的地に着いた。

 豆まきの時間になって、集まった群集の多さに、母は驚いた。子ども達を掌握すのが精一杯だ。結局、私が代表で金を拾うことになった。堂内に入ると、大人の背ばかりで、どこで豆を撒いているのかまったく判らない。群集のうねりにあわせて、右に左に動くばかり。時々、大人の背から漏れこぼれる豆が落ちてくるばかり。それも手を挙げて掴む隙間は無い。どのくらい経ったろうか、揺れている中、足を踏まれて、ゴムの短靴が脱げてしまった。拾うことも出来ない。今度は素足を大人に踏みつけられる。踏んだ大人も困って謝るがどうにもならない。果ては押し戻されて外に出されてしまった。

 お金を拾って、「一儲け」と勇んで出かけた浅草寺の豆まきだったが、裸足で帰ることも出来ず、泣き面で「一儲け」どころか一家全員、市電に乗って帰る羽目になった。帰りは雪降りに変わっていた。その年、2.26事件が起きた。にがい思い出だ。