先日ソゲ(ヒラメ)を釣ったことに気をよくして、あの場所なら置き竿に都合のいい竿があったな・・・と、昔、それも大昔使っていた舟竿を引っ張り出した。
この竿は、浦安の吉野家から船に乗り、アジやキスを釣った竿だ。 ちょっと硬めの竿だが20~30号くらいの錘を垂らすにはちょうど良かった。
あの場所で、タコなんか釣るのにはいいかもしれないな・・・などと妄想したりすると楽しくなってくる。 タコは釣れると岸壁などに張り付いてしまうので、硬い竿じゃないと引っぺがせない。
この硬さならクロダイ用の置き竿としても使えるし・・・と妄想は膨らむ・・・
で、竿を探し出して見ると・・・壊れてる・・・錆びてる・・・竿尻の石突が割れてる・・・ガイドがなくなってる・・・
使い物にならない。
ワシらが若かりし頃、30~40年前頃、には大半がこのようなプラスチック製のガイドが付いていた。
今探しても見つからない。
Fujiのガイドも1式買うとなると4千円とか7千円とかの値段になっちまう。 世の中おかしいのか?
ネットで安いガイドを探し求めていたら・・・なんと、あったではないかっか。 ・・・これ!
トップガイド付きのガイドセット・・・7つの3本脚ガイドとトップガイドのセット・・・トップガイドのパイプ径は指定できる・・・これで、なんと、1070円・・・送料は160円。 (興味ある方は、ネットで東雲釣具店を検索してね。 トップガイドのサイズ取り換え等親切に対応してくれました。)
お徳用ガイドセット・・・ちょっと華奢なような気はするが・・・
まあ、Tip先端用のガイドは、ちと脚が高いのが難ではあるが、安い竿だし、置き竿だから大した問題ではない。
さっそく修理に取り掛かる。
竿尻の欠けた部分は、白いまな板(PEだと思う)の破片を削り取り付けた。 もちろん旋盤での作業。
ガイドの取り付け・・・大物がかかるといけないので・・・脚の間にも力糸を巻いた。
トップガイドを取り外してみると・・・なんと竿先がひん曲がっていた。 これを直そうとライターの火を近づけると・・・すっと火を吸い込んだ・・・まっすぐにはなったが・・・
火を吸い込んだ・・・燃えたということ・・・部分は白くなり力が抜けたようになってしまった。
これで約1㎝Tipの先端が短くなった・・・硬い竿がもっと硬くなった・・・だが置き竿だから・・・
糸を巻いてあるところ(ラッピング)は、今回のガイドの部分も、古い糸の部分も、すべて塗装して竿は新品同様になった。
なんか得した気分・・・
待ってろクロダイ・・・タコ~・・・