本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

喚問の功罪。

2007-11-28 18:09:56 | 政治
 額賀財務相を喚問へ 来月3日、野党単独議決 '07/11/28『中国新聞』

 参院財政金融委員会は二十七日夜、防衛商社元専務との宴席同席問題をめぐり、額賀福志郎財務相と守屋武昌前防衛事務次官の証人喚問を十二月三日午後一時から行う日程を野党単独で議決した。証人喚問は全会派が出席し全会一致で議決するのが慣例となっており、与党が反対する中での議決は極めて異例。参院事務局によると、衆院議員が衆院での喚問を受けないまま参院で喚問されるのは、一九五五年の国会法改正以来初めて。与党側は峰崎直樹委員長(民主党)に抗議し、議決には加わらなかった。

 これに先立ち自民党は二十七日、逮捕された防衛商社「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者らとの宴席に額賀氏が同席したとされる問題を全面的に否定する調査結果を発表。民主党も記者会見で守屋氏の話に基づき同席は間違いないと反論し、両党は全面対決の様相となった。

 自民党の大島理森国対委員長は同日午後、国会内で会見し「列席したことはあり得ないと判断した」と強調。昨年十二月四日夜、東京・日本橋人形町で宴席が開かれ、宮崎容疑者や守屋氏、ジェームズ・アワー元米国防総省日本部長らとともに額賀氏が同席したとする民主党の指摘を強く否定した。

 大島氏は当日、額賀氏が家族らと食事した際の写真の撮影時間や、その後に出席した勉強会の録音記録などから額賀氏の行動時間を割り出した結果、出席する時間的な余裕がなかったと説明。宴席を主催した財団法人「国際研修交流協会」の会長やアワー氏に大島氏らが面会し、同席していなかったことを確認したとして、写真のコピーや議事録の一部を公開した。

 一方の民主党は山岡賢次国対委員長らが会見。額賀氏が宴席に同席したとの情報源が守屋氏だったことを明らかにした上で、守屋氏に直接事実関係を確認した際の一問一答を公表した。川内博史国対副委員長は「額賀氏とどちらが正しいか、はっきりさせるのが国会の責任だ」と主張。自民党の調査結果について「アリバイ作りの可能性がある」と明言した。

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 *額賀が防衛族で利権を貪っていたであろうことはみんな周知の(?)事実であって、料亭に行って守屋の正面にすわったかどうかなんてことははっきり言ってどうでもいいことなのだ。我々は事件記者じゃないのでいちいち証拠は探せないが、政・財・官のどっぷり癒着構造にはれっきとした蓋然性がある。蛇の道は蛇。奴らはその道のプロであるから幾らでも証拠隠滅や偽造は可能だろう。
 小泉構造改革? はあ? 自民税調? はあ? 有識者懇談会? はあ?
 奴らはみんなグルだ。大企業優遇、『弱者は滅びるに任せよ』で一貫しているのはこれ自明の理である。これをなんたらかんたら屁理屈を並べ立てて曖昧化してしまうのがメディアの役割か。体制擁護ってか。護持すべき体制などこの国にはないのだ。企業には倫理なく、個人も金のために肉親相食む。ひでえ国だぜ、おとっつぁん!みんな自民党が悪いんだ。自公政権こそ諸悪の根源だ。

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 守屋氏午後にも逮捕 収賄容疑で取り調べ、東京地検
2007年11月28日 『中日新聞』夕刊

 防衛省の守屋武昌・前事務次官(63)が、防衛専門商社「山田洋行」(東京都港区)の元専務宮崎元伸容疑者(69)=業務上横領容疑などで逮捕=から過剰な接待を受けていた問題で、東京地検特捜部は二十八日午前、守屋氏が受けた約四百万円分のゴルフ旅行の接待がわいろにあたる疑いが強まったとして、収賄容疑で守屋氏に対する取り調べを始めた。容疑が固まり次第、同日午後にも逮捕する。特捜部は守屋氏の妻(56)からも聴取している。巨額の防衛利権をめぐる癒着は、「防衛省のドン」と呼ばれた守屋氏の汚職事件に発展する見通しとなった。

 二〇〇四年に宮崎容疑者側から守屋氏の妻の口座に現金二百万円が振り込まれたことも判明している。特捜部は今後、この資金提供にわいろの趣旨がなかったか解明を進めるとともに、他の現金供与についても調べを本格化させるとみられる。

 関係者によると、守屋氏は約十一年前から宮崎容疑者とゴルフを始め、四月末までに山田洋行の関連会社が経営する千葉県や埼玉県内のゴルフ場などで、計三百回以上のゴルフ接待を受けていた。

 守屋氏夫妻は、北海道や九州にもゴルフ旅行に行き、一回あたり約三十万円の費用を宮崎容疑者が負担していたとされる。

 特捜部のこれまでの調べで、収賄罪の時効にかからない過去五年間だけで、守屋氏に対する接待額は少なくとも五百万円以上に上ることが判明。これらの接待が、広範な職務権限を持つ防衛官僚トップからの見返りを期待したわいろだったと判断した。

 一連の接待のうち、特捜部はまず守屋氏夫妻が参加した宮崎容疑者丸抱えのゴルフ旅行について立件する方針。

 特捜部は同日、宮崎容疑者を業務上横領罪などで起訴した後、贈賄容疑で再逮捕する方針。

 特捜部は、航空自衛隊の次期輸送機(CX)に搭載するエンジン調達をめぐる守屋氏の動きにも着目。

 守屋氏は今春から六月にかけて、一般競争入札の説明をした部下に「なぜ(日本ミライズと)随意契約では駄目なのか」と、宮崎容疑者が昨年九月に設立したばかりの防衛専門商社「日本ミライズ」を擁護する発言を繰り返していた。

 特捜部はCXエンジンのほか、山田洋行が受注した防衛装備品に絡む疑惑について全容解明を進める。

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 証人喚問は出張尋問?
 額賀とのガチンコ勝負は無しか?

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Googleアラートに『政局』で登録したら、来たのが ↓この記事である。こういうところがあるのは知らなかったが、メディアがろくな報道を流さないのだから我々が自分で情報を発信した方がなんぼかマシという現況である。w
 で、この小論は現在の政局を強引に明治維新になぞらえている。笑っちゃうけど(!)これはこれで結構なことである。w

cf.OhMyNews.

今後の政局はどう動くか?

「民主党薩長連合VS自民党幕府の戦い」と私は考える
妹尾 晶夫(2007-11-26 20:30)

 参議院選挙で、野党に過半数を与えた国民は、次期衆議院選挙で「民主党政権」か「自・民による連立政権」かを問われることになる。

 現在の「ねじれ国会」に対し、多くの評論家やマスコミは「与野党が話し合いをすべき」と主張しているが、衆議院選挙を目前に控え、自民、民主がそれぞれの政策を譲り合うということは難しい。

 特に民主党にとって自民党に譲れば、その成果は政権党である自民党のものになる。それでも話し合うべきとなれば「大連立」によって、政権の一方を民主党が担うしかないだろう。しかし「大連立」=「巨大政党」=「民意に反する」と感じる人が多すぎるため「大連立」もなかなか難しい。

 結局、政治が落ち着くためには早々に解散・総選挙を行い、衆議院でも民主党など野党に過半数を与えるしかないだろう。

 国民は、すでに民主党や野党に参議院選挙で過半数を与えた段階で、政権交代を決心したことになる。幕末に大政奉還を行った徳川幕府と同じで、自民党も既に実質的な権力を失っているのだろう。

 幕末の歴史によると「大政奉還後に、幕府と薩長による戊辰戦争が勃発」し、最終的には「江戸城の無血開城」へと進んで行った。

 恐らく今の政局も「衆議院選挙」、「政権交代」へと進むのだろう。ちなみに戊辰戦争の前までは、幕府軍の力は薩長軍を上回っていたが、戊辰戦争初期の鳥羽・伏見の戦いで形勢は逆転した。

 形勢逆転の原因は、大阪城に陣取った大将の徳川慶喜が、味方の将兵を置いたまま敵前逃亡したためといわれている。

 まるで、政権を投げ出した安倍前総理の姿が重なって見えるようだ。さらに「錦の御旗」がバラバラだった薩長軍の結束力を高めたといわれているが、これも民主党が掲げる「国連主義」が「錦の御旗」のようにも見える。

 ところで、徳川幕府から政権を奪った薩長は、明治新政府を樹立し様々な改革を実行していく。その基本方針が「5箇条の御誓文」であるが、民主党の政権政策の基本方針である「政策マグナカルタ」がこれに相当するのだろう。また廃藩置県は、小沢代表が主張する「300自治体構想」かもしれない。

 しかし明治維新の3傑といわれた「西郷隆盛」「大久保利通」「木戸考允」らも維新から5年後に征韓論を巡って対立し、西郷隆盛は西南の役で自刃している。

 「歴史は繰り返す」ではないが、民主党による新政権も数年後、「小沢」「菅」「鳩山」が、韓国、北朝鮮や中国政策を巡って内部分裂を起こすのだろうか…。

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 以下はnytimesからの一言豆知識です。

HAMAS

Hamas, one of the two main Palestinian political groups, derives its name from an acronym for the Arabic words ''Harakat al-Muqawama al-Islamiya," which translates into English as the Islamic Resistance Movement. It was founded in 1987 during the first Palestinian uprising with its roots in Muslim Brotherhood politics in Gaza and became more active in the second Palestinian uprising which started in 2000.

The groups' 9,000-word charter, written in 1988, includes a description of the struggle for Palestine as a religious obligation, saying the land is an endowment that cannot be abandoned.

It recognizes the fact of Israel but refuses to recognize its right to exist, and has been responsible for many of the deadliest suicide attacks in Israel.

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 *↓ 以下は『れんほうのつぶやき』から。

  2007年11月26日(月)   政治と金
 今日、参議院の本会議が開かれ額賀財務大臣より平成18年度決算の概要についての説明があり、直嶋正行政調会長が党を代表して質問をされました。直嶋先生の質問の大半は決算に関する内容でしたが、守屋前事務次官との密な関係が連日報道されている額賀大臣に対して「政治と金」に関する質問も投げかけていました。

 そのなかで明らかになったのは、額賀大臣の資金管理団体の収支報告書によれば2002年から2006年までの5年間で「額賀福志郎君と新しい時代を創造する会」と銘打ったパーティが、毎年4回、合計20回開かれているのですが、その総額は2億7000万円。1回あたりの平均収入は1300万円が計上されているということでした。大臣自らがこのパーティは100人程度の小規模な朝食会と説明していたのですが、パーティ券は一人いくらなのでしょうかと驚いたところです。しかも、このなかの4回は額賀氏が防衛庁長官を務めていた1年間に開催されているものでした。『国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範』では、『政治資金の調達を目的とするパーティで国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する』と定められているのですが、この収入程度の朝食会やパーティならば疑惑が抱かれない、と本気で考えておられるのであれば私たちとは「お金」の考え方や感覚が随分離れていると思ったところでもありました。


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