本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

PC処分。

2008-06-20 22:04:47 | web・メディア
 昨年の秋に故障してそのまま放置しておいたPCを止むを得ず処分した。某ヤマダデンキのBFに持ち込んで最低引取り価格の百円で売り払ってしまったのである。あちゃ。泣く。ドライヴが回らないし、XPが立上がらなくなってしまったので素人にはどうしようもなかった。秋の段階であちこちいじってみて一旦は『ガーッ!』という凄い音と共に復旧したが、程なく同じ症状でダウンした。5~6年前14万で買った東芝のダイナブックのE8とかいうシリーズで5年も使えばそれなりに愛着もあったが、所詮は単なる道具であり、手や指の「外部出力=即ち延長」に過ぎない。で、今この製品の中古買取価格は完全美品でも28,000円とのことだった。修理不能乃至は修理に相当な費用がかかる場合は値段が付けられないから100円になる。

 東芝は今はPCの持込修理は秋葉原でしか受付けていないということで、去年東京の東芝本部へ連絡して電話で不具合の様子を説明したところ、本体のみで電源を入れてみる等簡単なテストを指示通り行った結果、HDかマルチドライヴ、或いはその双方の不具合の可能性があるとのことで、修理費用は最大で7万円を超えるとの一応の診断を受けた。そこから修理依頼を申し込むと東芝から宅配業者が手配されて、PCを配送して貰う際取り合えず初期費用(検査費)4,200円を払い込むというシステムだった。診断の結果の見積もりを聞いて修理するしないを判断出来るというわけである。
 しかし仮に7万かけて直して貰ったところで中古市場での価値は2~3万くらいのものでしかないし、PCには大したデータも残っていなかったので結局東芝での修理は諦めたのである。

 それで代わりになるノートパソコンを探しにデンデンタウンへ行ったところ、今では3~4万出せばXP対応の美品が買えることがわかって、私は数日間PCのない生活を楽しみ、次に幾日かネット喫茶通いを続けて、結局同じ東芝のダイナブックの一つ前のシリーズ=DynabookSatelliteというのを確か39,900円くらいで買った。但し型番が古い分USBは旧タイプ、DVDも見られないというものだから不便と言えば不便であるが、購入以来既に半年以上使い続けている理屈で、既にキーボードの”A”の文字は消えかかっている。w

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 ところで私が最終的に東芝への検査・修理依頼を諦めた原因の第一はデンデンタウンの某中古ショップの女店員の助言にあったのである。

代替PCを探しに入った某店の女性スタッフに事態を説明すると、「メーカーはおかしい。修理でも儲けようとしている。うちなら検査は3,150円でやるし、人件費の上乗せはしないから、費用はメーカーの1/10で済む・・」云々と『立板に水』の売り込み(?)を受けた。

 私も年3回もモデルチェンジしながら、過去の製品のユーザーを救済することなど一切眼中にないメーカー側の態度には日頃から不満を抱いていたから、「直すならこの店(!)」と心中決めてしまったのであるが、この女も大嘘つきだったことが最近になってわかったのである。てか一般に人を信じ易い私は(←はあ?)単純にも悪女の口車に乗ってしまったわけである。

 私は数日前ふいに思いついて、彼女の助言を思い出して信じ、飛び込みでPCの診断をその店に任せてみることにした。思えばこれがいけなかった。いざ持ち込んでみると、まず診断には5,250円取られることが判明した。3,150円というのはその店で買った製品の話で、私のPCは他所で買ったPCであることは百も承知の上でその女は3,150円などと言ったのである。これでは東芝に出した方が安かったし、PCも取りに来てくれるのだ。あちゃ。
 「費用が十分の一になる」というのも大嘘で、応対に出た店員は「半分くらいにはなるかも」と訂正した。「メーカーは現在では量産が進んで安くなったパーツを昔の高額な値段のままで売りつけるのだ」と彼は言い添えた。

 三日立って電話で診断の結果を聞くとマザーボードとHDの不具合で、その交換には7万以上かかるというものだった。尤もそれはあくまで先方の言い分で、真偽の程はこちらには確かめようがない。
「修理に7万も出すのならもう3万円出して新品を買った方がいい」と普通は判断するだろう。そしてこれが業界全体に張り巡らされた巨大な罠でないという保証はないのである。

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 私は数万円の費用で直せるものだと信じ切っていたから診断して貰ったわけで、安価では直らないとわかっていたら最初から某ヤマダデンキに持ち込んでいただろう。
 引き取りに行くとPCを預けた際の店員は不在で、私にあることないこと吹き込んだ女店員もいなかった。中古店の領収書には「調査費費用として」という但し書きがあるのみで、どこをどう調べたかの細目はもちろん概要さえも説明がなかった。
「これでは悪意に取れば、単に預かっただけで5,000円取るのと同じじゃないか!」と私は悪態をついたら責任者は同意して侘びた。その店は中古パソコンの在庫豊富を売り物にしている店だが、新製品はそれなりに高く、ちょっと使う気になれない旧製品は安いというあったりまいの価格設定だから私は買換えの際他店に行ったわけである。
 第一あーた、在庫豊富などはいまどき自慢にならない。新品だろうと中古だろうと「掃けない在庫は不良在庫」なのであり、スペースを取るだけの金食い虫なのである。PCが有余っている国というのもむしろ恥であり、余剰の中古PCなどは政府機関でどんどん買い取って開発途上国への援助に向けたらどうだ?インフラがなかったら勿論速攻で整備してあげたらいい。何も霞ヶ関同様の腐敗した官僚どもを食わせるだけが開発援助ではないだろう。
 
 ヤマダには他に用事があったのでそのまま行った。一応1時間かけて調べて貰ったが結局「値段が付かないから百円」という査定だった。リサイクル法で引取りは義務付けられており、只同然の持込で入手したPCを彼らはパーツに分解して再利用するのである。分解された各パーツがメーカーに戻されて可能なら新製品にも組み込まれるという話だ。
 結局自分で自作パソコンを作るくらい諸事情に精通していないと、我々はメーカーや関連業者に何をされても文句は言えないのである。自分でPCを作ればフリーのOSも沢山あるからビルゲイツを儲けさせることもない。笑。


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