
1.バンコック・デンジャラス
バンコクで最後の4つの仕事に着手するヒットマン役はニコラス・ケイジなので、どんなに作っても冷酷非情な殺し屋にはなり切れない。それがこの映画の長所でもあり弱点でもある。
最後にコンが舟を見送るシーンはよくわからないが印象に残った。
goo映画には: ↓
引退を考えていた凄腕の暗殺者ジョーは、最後の仕事をこなすためタイのバンコクへやってきた。彼はいざとなったら消してしまえる使い捨ての連絡役としてチンピラのコンを雇うと、早速仕事に入る。だが最初の標的を殺した際に腕を負傷。そして薬を買いに寄った薬局で耳の不自由な店員フォンと出会い、心を惹かれていく。そんな中コンが仕事の最中にジョーとの約束を破ってしまう。厳しいジョーはコンを殺そうとするが……。
その名の通り、タイ・バンコクを舞台にしたクライム・アクション。自身に課した殺しのルールを守り続ける凄腕の暗殺者ジョーが、チンピラのコンや耳の不自由な女性フォンとの出会いによって変わり、やがて命を賭した戦いへとその身を投じていく姿を迫力のアクションとともに描く。監督は『the EYE』シリーズで知られるパン兄弟。かつて自らが監督した映画『レイン』をセルフリメイクし、スタイリッシュかつエモーショナルな作品を作り上げた。ニコラス・ケイジは孤独な暗殺者の心境の変化を寡黙な演技で表現。スピード感あふれるボート・チェイスや怒涛の銃撃戦など、アクションシーンでもエネルギッシュな動きを披露している。
・・とある。
バンコック・デンジャラス - goo 映画
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2.狼の死刑宣告
「自衛権」の名の下に銃その他の武器が通販やショッピングセンターで簡単に入手出来るアメリカでは、その凶器を使った犯罪に「普通の」一般市民もまた何かの拍子で容易に巻き込まれ得るわけである。
「殺意」があればタオルでも爪楊枝でも凶器たり得るとは言っても、コンビニやGSを襲うチンピラ・ギャングが銃器を常用している社会というのは物騒この上ないだろう。
ギャングに目の前で息子を殺された主人公は犯人の終身刑を望むが、意に反して「それでは(裁判に負けて)無罪放免になりかねない」と盛んに「司法取引」を勧める検察官に絶望して、予審で犯人を有罪に出来る目撃証言を拒否し、「復讐のため」敢て彼を世に放ち、彼の法を無視した復讐が更にギャングからの逆の復讐を生むという救われないストーリー展開になっている。
goo映画には: ↓
投資会社で働く男ニックは、愛する妻と2人の息子を持ち、幸せな家庭生活を過ごしていた。しかし、ガソリンスタンドに押し入ったギャングの襲撃にあい、ニックの目の前で長男のブレンダンが殺されてしまう。ギャングに加入するための度胸試しが殺人の目的だった。裁判で満足のいく結果が得られないと覚った(←【悟った】か【知った】か?いずれにせよこんな特殊な字の使い方は解説には不向きだろう。)ニックは、自らの手で犯人への復讐を果たすが、その男はギャングのボスの弟だった。そして復讐は新たな復讐を招き…。
「愛する家族を殺された男が、法に頼らず自らの力で裁きを下す」と言えば、オールド映画ファンにはチャールズ・ブロンソン主演の『狼よさらば』がまず浮かぶだろう。低予算の映画だった『狼よさらば』は、スマッシュヒットを記録し、続編が次々と作られたばかりか、同じテーマの作品も数多く製作された。社会が暴力的になっていく中、理不尽に家族を殺された者の復讐心が共感を呼んだのだろう。そして30年後の今、その『狼よさらば』の原作者によるもうひとつの復讐劇を映画化。決して強くはない普通の男が、暴力の応酬により変貌していく様がリアルに描かれている。駐車場での長回しの追跡シーンは見ものだ。
・・とある。
狼の死刑宣告 - goo 映画
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3.グリーン・ゾーン
公開が今年5月という2番館並みに新しい作品である。
アメリカのイラク介入の口実とされた「大量破壊兵器の存在」がでっち上げに過ぎなかったという事実を、一人の前線任務の兵士の身を賭した追求で描いて行く。
goo映画には: ↓
イラク戦争開戦から4週間後。ロイ・ミラーと彼の部隊は、砂漠地帯に隠された大量破壊兵器の行方を追う極秘任務で、イラクの首都バグダードを駆けずり回っていた。混乱のさなか、大量破壊兵器が隠されているとみられる倉庫に踏み込むが空振りに終わる。国防総省の動きに不信感を覚えた彼は、同じ疑念を抱いていたCIA調査官ブラウンと共闘することに。部隊を離れ単独で調査を開始し、執ような妨害工作に苦しみながらも謎の核心に迫っていく。
『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』のマット・デイモンとポール・グリーングラス監督が3度目のタッグを組んだ本作は、イラク・バグダードのアメリカ軍駐留地域“グリーン・ゾーン”とその周辺の無政府状態のエリアを舞台に、大量破壊兵器の所在を探る極秘ミッションを遂行する男の決死の捜査を描く。共演にはグレッグ・キニアやブレンダン・グリーソンら個性的なメンバーが揃った。ひとりの軍人が任務に疑問を抱き、やがて巨大な陰謀に迫り暴きだしていく姿に興奮と感動を覚える。銃撃戦やチェイス・シーンのアクション・シークエンスを手持ちカメラで活写した臨場感あふれる映像は、グリーングラス監督の真骨頂だ。
・・とある。
グリーン・ゾーン - goo 映画
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米国と官僚の代弁者 北沢防衛相をとっとと辞めさせろ!
【政治・経済】
2010年10月13日 『日刊ゲンダイ』掲載
懲りずに、再び「武器輸出3原則」見直し発言
“最も官僚に取り込まれた大臣”と永田町で嘲笑されている北沢俊美防衛相(72)の暴走が止まらない。
北沢は11日、訪問先のハノイでゲーツ米国防長官と会談し、原則すべての武器輸出を禁じている武器輸出3原則について「年末にまとめる防衛大綱でぜひ見直したい」と意欲を示したのだ。
北沢は訪米直前の1月にも3原則見直しの発言を行い、鳩山首相(当時)から「日本が世界に向けて平和国家として発言しているさなかに、北沢氏は口が軽すぎる」とたしなめられたばかり。
学習能力のない再びの暴走発言に菅首相も12日、「3原則の基本的な考えを変えるつもりはない」と即座に否定した。
「北沢氏は防衛問題のシロウトだからなのか、官僚の意見を丸のみしてしまう。今回の発言も官僚から“3原則の存在で国内防衛装備企業の売り上げが伸びず、撤退するところも増えている”などと入れ知恵されたのでしょう」(防衛省担当記者)
昨年9月の政権交代後、同じポストにとどまる唯一の大臣だが、“官僚と米国の代弁者”としての存在でしかなかった。
鳩山が当初掲げた普天間基地の移設の見直しについて、北沢はいち早く「県外移設は不可能、辺野古へ移すべき」と表明。時の首相より、米国とケンカをしたくない官僚の意見を優先させ、その後の鳩山政権の迷走を招いた。また事業仕分けで“思いやり予算の削減”がテーマとなると北沢は「第一義的には防衛省が米軍と話をする。いきなり刷新会議が入って削るのは乱暴」と反発するなど、官僚に洗脳されたとしか思えない発言のオンパレードだ。
「今回の菅改造内閣で北沢氏は代わる予定でした。しかし代表選で菅首相を支持したことなどを理由に北沢氏は粘りに粘った。また外務大臣が前原氏に代わったことで、防衛大臣は留任させたほうがいいのではとの意見が出て“棚ぼたの留任”となったのです」(民主党幹部)
政治主導とは最もかけ離れた大臣の留任。11月の沖縄県知事選で、再び普天間問題が焦点になる。この男が閣内迷走の発火点となり、菅政権の致命傷となる可能性さえささやかれている。国民にとってもこんな大臣は百害あって一利なし。とっとと辞めさせろ。
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同感なり。みんな取り込まれている中でもこいつは特にひどい。
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バンコクで最後の4つの仕事に着手するヒットマン役はニコラス・ケイジなので、どんなに作っても冷酷非情な殺し屋にはなり切れない。それがこの映画の長所でもあり弱点でもある。
最後にコンが舟を見送るシーンはよくわからないが印象に残った。
goo映画には: ↓
引退を考えていた凄腕の暗殺者ジョーは、最後の仕事をこなすためタイのバンコクへやってきた。彼はいざとなったら消してしまえる使い捨ての連絡役としてチンピラのコンを雇うと、早速仕事に入る。だが最初の標的を殺した際に腕を負傷。そして薬を買いに寄った薬局で耳の不自由な店員フォンと出会い、心を惹かれていく。そんな中コンが仕事の最中にジョーとの約束を破ってしまう。厳しいジョーはコンを殺そうとするが……。
その名の通り、タイ・バンコクを舞台にしたクライム・アクション。自身に課した殺しのルールを守り続ける凄腕の暗殺者ジョーが、チンピラのコンや耳の不自由な女性フォンとの出会いによって変わり、やがて命を賭した戦いへとその身を投じていく姿を迫力のアクションとともに描く。監督は『the EYE』シリーズで知られるパン兄弟。かつて自らが監督した映画『レイン』をセルフリメイクし、スタイリッシュかつエモーショナルな作品を作り上げた。ニコラス・ケイジは孤独な暗殺者の心境の変化を寡黙な演技で表現。スピード感あふれるボート・チェイスや怒涛の銃撃戦など、アクションシーンでもエネルギッシュな動きを披露している。
・・とある。

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2.狼の死刑宣告
「自衛権」の名の下に銃その他の武器が通販やショッピングセンターで簡単に入手出来るアメリカでは、その凶器を使った犯罪に「普通の」一般市民もまた何かの拍子で容易に巻き込まれ得るわけである。
「殺意」があればタオルでも爪楊枝でも凶器たり得るとは言っても、コンビニやGSを襲うチンピラ・ギャングが銃器を常用している社会というのは物騒この上ないだろう。
ギャングに目の前で息子を殺された主人公は犯人の終身刑を望むが、意に反して「それでは(裁判に負けて)無罪放免になりかねない」と盛んに「司法取引」を勧める検察官に絶望して、予審で犯人を有罪に出来る目撃証言を拒否し、「復讐のため」敢て彼を世に放ち、彼の法を無視した復讐が更にギャングからの逆の復讐を生むという救われないストーリー展開になっている。
goo映画には: ↓
投資会社で働く男ニックは、愛する妻と2人の息子を持ち、幸せな家庭生活を過ごしていた。しかし、ガソリンスタンドに押し入ったギャングの襲撃にあい、ニックの目の前で長男のブレンダンが殺されてしまう。ギャングに加入するための度胸試しが殺人の目的だった。裁判で満足のいく結果が得られないと覚った(←【悟った】か【知った】か?いずれにせよこんな特殊な字の使い方は解説には不向きだろう。)ニックは、自らの手で犯人への復讐を果たすが、その男はギャングのボスの弟だった。そして復讐は新たな復讐を招き…。
「愛する家族を殺された男が、法に頼らず自らの力で裁きを下す」と言えば、オールド映画ファンにはチャールズ・ブロンソン主演の『狼よさらば』がまず浮かぶだろう。低予算の映画だった『狼よさらば』は、スマッシュヒットを記録し、続編が次々と作られたばかりか、同じテーマの作品も数多く製作された。社会が暴力的になっていく中、理不尽に家族を殺された者の復讐心が共感を呼んだのだろう。そして30年後の今、その『狼よさらば』の原作者によるもうひとつの復讐劇を映画化。決して強くはない普通の男が、暴力の応酬により変貌していく様がリアルに描かれている。駐車場での長回しの追跡シーンは見ものだ。
・・とある。

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3.グリーン・ゾーン
公開が今年5月という2番館並みに新しい作品である。
アメリカのイラク介入の口実とされた「大量破壊兵器の存在」がでっち上げに過ぎなかったという事実を、一人の前線任務の兵士の身を賭した追求で描いて行く。
goo映画には: ↓
イラク戦争開戦から4週間後。ロイ・ミラーと彼の部隊は、砂漠地帯に隠された大量破壊兵器の行方を追う極秘任務で、イラクの首都バグダードを駆けずり回っていた。混乱のさなか、大量破壊兵器が隠されているとみられる倉庫に踏み込むが空振りに終わる。国防総省の動きに不信感を覚えた彼は、同じ疑念を抱いていたCIA調査官ブラウンと共闘することに。部隊を離れ単独で調査を開始し、執ような妨害工作に苦しみながらも謎の核心に迫っていく。
『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』のマット・デイモンとポール・グリーングラス監督が3度目のタッグを組んだ本作は、イラク・バグダードのアメリカ軍駐留地域“グリーン・ゾーン”とその周辺の無政府状態のエリアを舞台に、大量破壊兵器の所在を探る極秘ミッションを遂行する男の決死の捜査を描く。共演にはグレッグ・キニアやブレンダン・グリーソンら個性的なメンバーが揃った。ひとりの軍人が任務に疑問を抱き、やがて巨大な陰謀に迫り暴きだしていく姿に興奮と感動を覚える。銃撃戦やチェイス・シーンのアクション・シークエンスを手持ちカメラで活写した臨場感あふれる映像は、グリーングラス監督の真骨頂だ。
・・とある。

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米国と官僚の代弁者 北沢防衛相をとっとと辞めさせろ!
【政治・経済】
2010年10月13日 『日刊ゲンダイ』掲載
懲りずに、再び「武器輸出3原則」見直し発言
“最も官僚に取り込まれた大臣”と永田町で嘲笑されている北沢俊美防衛相(72)の暴走が止まらない。
北沢は11日、訪問先のハノイでゲーツ米国防長官と会談し、原則すべての武器輸出を禁じている武器輸出3原則について「年末にまとめる防衛大綱でぜひ見直したい」と意欲を示したのだ。
北沢は訪米直前の1月にも3原則見直しの発言を行い、鳩山首相(当時)から「日本が世界に向けて平和国家として発言しているさなかに、北沢氏は口が軽すぎる」とたしなめられたばかり。
学習能力のない再びの暴走発言に菅首相も12日、「3原則の基本的な考えを変えるつもりはない」と即座に否定した。
「北沢氏は防衛問題のシロウトだからなのか、官僚の意見を丸のみしてしまう。今回の発言も官僚から“3原則の存在で国内防衛装備企業の売り上げが伸びず、撤退するところも増えている”などと入れ知恵されたのでしょう」(防衛省担当記者)
昨年9月の政権交代後、同じポストにとどまる唯一の大臣だが、“官僚と米国の代弁者”としての存在でしかなかった。
鳩山が当初掲げた普天間基地の移設の見直しについて、北沢はいち早く「県外移設は不可能、辺野古へ移すべき」と表明。時の首相より、米国とケンカをしたくない官僚の意見を優先させ、その後の鳩山政権の迷走を招いた。また事業仕分けで“思いやり予算の削減”がテーマとなると北沢は「第一義的には防衛省が米軍と話をする。いきなり刷新会議が入って削るのは乱暴」と反発するなど、官僚に洗脳されたとしか思えない発言のオンパレードだ。
「今回の菅改造内閣で北沢氏は代わる予定でした。しかし代表選で菅首相を支持したことなどを理由に北沢氏は粘りに粘った。また外務大臣が前原氏に代わったことで、防衛大臣は留任させたほうがいいのではとの意見が出て“棚ぼたの留任”となったのです」(民主党幹部)
政治主導とは最もかけ離れた大臣の留任。11月の沖縄県知事選で、再び普天間問題が焦点になる。この男が閣内迷走の発火点となり、菅政権の致命傷となる可能性さえささやかれている。国民にとってもこんな大臣は百害あって一利なし。とっとと辞めさせろ。
============
同感なり。みんな取り込まれている中でもこいつは特にひどい。
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