今日の仕事はつらかった
あとはしょうちゅうを あおるだけ
どうせ どうせ山谷のドサ住い
ほかにやることありゃしねえ
一人酒場で 飲む酒に
かえらぬ昔が なつかしい
泣いて 泣いて みたってなんになる
今じゃ山谷が ふるさとよ
工事終れば それっきり
お払い箱の おれ達さ
いいさ いいさ山谷の立ちん坊
世間うらんで 何になる
人は山谷を 悪く言う
だけどおれ達 いなくなりゃ
ビルも ビルも 道路も出来ゃしねえ
誰も解っちゃ くれねえか
だけどおれ達ゃ 泣かないぜ
はたらくおれ達の 世の中が
きっと きっと 来るさそのうちに
その日にゃ泣こうぜ うれし泣き
これが、岡林信康の山谷ブルース歌詞である。
たまに、口ずさむあたしです
深い情感溢れてる、昭和です。
昨年の猛暑に、大阪探検したんだが、まず、鶴橋・猪飼野地区へ、通天閣、釜ヶ崎・あいりん地区、飛田新地。
この大不況の中、日雇い労働者は、かってと全く違い、つい、先週までは、企業戦士だった様な、小綺麗な人も居た。日曜日のあいりん地区公園は、誰も居なく、鳩が数匹、雀も二匹居るだけ。
飛田新地のネオンは、瞬き、ホステスと名乗る娼婦は、グラビアアイドルみたく今どきの化粧して美しくて、驚愕したあたしである。この世の現実を見てしまいました。
人間には、条件などいらない。