最近、パンしか食べられないという話を書いたが、
本当に、炊きたてのご飯とか、お味噌汁とかを食べる気になれない。
もちろんチーズハンバーグとかチキングリルとか、
思うだけでうっとくるような感じだ。
サンドイッチが一番気持ちよく入る。
あとは普通の菓子パン。
なぜだろう・・・ちゃだも同じ事を言っている。
いったいいつからだろう?
そう思っていると、ちょうど父の転院の最初の病院を見にいった日、
全く食欲がなかったことを思いだした。
あの、病院とも言えないような病院を見たときから、
何かが心の中で違ってしまったのだと思う。
そしてその次の病院もそうだった。
その病院の説明をしてくれた人は、はっきりと、
「自分ならよう入院しません」と言っていた。
夜中にうめく人の声、電子音の機械の音、病院臭、
それらがないまぜになって記憶のどこかに貼り付いている気がする。
父を受け入れてくれる病院はこんなところしかないのか!
そう思っていた矢先に光が射したようにY病院の話が来た。
もう実名を書いてしまうが「湯川胃腸病院」だ。
ここは、2~3週間待てばホスピスに入れてくれると言ってくれた。
そのとき、今の病院が「最後まで面倒を診ます」と言ってくれなかったら、
私は迷わず湯川胃腸病院に決めていた。
いや、もう心の中では100%転院先はそこになっていた。
そんなめまぐるしい日々の中で、
パン食しか食べられなくなった夫婦。
ちゃだは姉の入院先と父と、東大阪を往復するのに車を出すのと、
ソーシャルワーカーさんや主治医との面談のために、
この20日まで看護休暇を取ってくれた。
私一人では説明一つ聞くのも心細い。
姉や父に充分な気配りも出来ない。
第一、薬を飲んでいるので車の運転が危ない。
こうして休んでくれていることがありがたくて、嬉しくて、
心丈夫で頼ってしまっているが、それも20日まで。
その後は私一人だ。
父と姉、二人とも少しでも早く退院出来ればいいな。
駅前の本通りの小林精肉店の好き焼き肉で、
退院祝いをする約束を父とした。
それが精一杯の強がりだったのかもしれない。
くぅ
アルファロメオから「ジュリエッタ」という新車が出た。
今日、お披露目会の案内が届いたが、
日本人には気恥ずかしい仕掛けがしてあった。
ジュリエッタがジグソーパズルになっている。
その真ん中の赤い部分が1ピース欠けていて、
「この欠けた1ピースはお披露目会でお配りします。
あなたが、ジュリエッタに最後のハートを入れてあげて下さい」
・・・・・・だと。
くーーーーーーーっ!やってくれるねぇーーーーーっ!
小粋だねぇ、いなせだねぇ。
いやはや・・・照れるね。
くぅ