ぐるぐるねこぐるま

ねこぐるま別館です!

ジュエリーや日々のよもやま話に
おつきあいください♪

小犬のワルツ

2018-03-06 20:56:22 | 音楽

 ショパンのOP.64−1 ワルツNo.6 Des-dur。
 通称「小犬のワルツ」
 デルフィーヌ・ポトツカ伯爵夫人に捧げられた名曲だ。
 恋人のジョルジュ・サンドの飼っていた小犬がじゃれるのを見て、
 ショパンがイメージを得たと言われている。

 この曲は複合三部形式で、単純に言うとA-B-A。
 なので練習するところが少ない。
 おまけにモティーフの繰り返しが多いので暗譜も本当にラクだ。

 ただ小学3〜4年生くらいの生徒が発表会で弾くことも多く、
 Des-durという5つの♭の数を見逃して、
 譜読みに時間がかかることもある。
 しかも冒頭部分や再現部導入に右手のトリルがあるので、
 うまく指が動かないとその何小節かは難しい。

 それと三拍子の独特のリズムが日本人はちょっと苦手なので、
 左手とペダルの合わせが困難で音が濁ってしまうことがある。
 そうなるとスッキリとしたキラキラの音にならないので、
 ベース音とペダルの練習に時間がかかる。

 この曲を職場のパートさんのお嬢さんが、
 6月に発表会で弾くと聞いたので、
 ちょっと楽譜を見直してみると、やはりなかなかのくせ者だった。

 真剣に楽譜と向き合うと今まで見過ごしてきたことに気付いて、
 結構な発見があって面白かった。

 最後のHiーFからの下降をカッコよくためてから、
 勢いよく最後の左の和音まで持っていくと、
 そこまでどんなにバタバタしていても挽回できる曲ではある。

 

 

 

 くぅ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする