八尾といえば、小説「風の盆恋歌」で酔芙蓉が一躍有名となりました。けれども本来は暖地を好む植物なので、寒冷な北陸の風土ではうまく育たない植物です。また咲く季節も風の盆には間に合わず、月見のおわらの頃に咲いているところを良く見かけます。ハウスでの栽培など工夫を凝らし、風の盆に間に合わせているお宅もありますが、相当な手間と努力が必要となります。確かに酔芙蓉の優雅な花姿は、その薄い花びらと相俟っておわらの優雅さや、優しさを想起させる花で、自宅でもと思い1本購入する方もいらっしゃいますが、暖かい地方の方ならば、大丈夫です。しかし寒いところの方は地植えでは一冬で枯れてしまいます。 八尾の方々は結構園芸が好きで、特に自宅が道路に面しているお宅はいろいろな植物を鉢植えにして観光客の目も楽しませてくれていますし、摘んできた花をさりげなく玄関先に飾りつけていらっしゃいます。また、東京の佃島同様、路地裏園芸も盛んです。7月8日に行ったときは、丁度あじさいの花が満開でした。
こうして写真を見返すと好きな水色~青系の写真ばかりですが、赤は確かに少なかったような気がします。酸性土壌なのかもしれないです(推定)