3/11のブログで「 福島県双葉町と大熊町のバス事情」を紹介しましたが、4月1日からこの地域に新しいバス路線ができます。
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2021031884598
原発事故前に路線バスを運行していた新常磐交通が、「富岡駅前~富岡町役場~大熊町役場~大野駅~浪江町役場~浪江駅~福島水素エネルギー研究フィールド」間を平日のみ1日4往復運行します。さらに、浪江町役場~浪江駅~福島水素エネルギー研究フィールド間に別途4往復運行します。
沿線の人口はまだまだ少ないですが、路線バスの運行が僅かながらでも復興の後押しになるかもしれませんね。
ちなみに、この路線は大野駅前~浪江町役場前間で帰還困難区域の国道6号を通ります。沿道には10年以上人の住んでいない家屋や解体工事もままならない商業施設などの廃墟が並んでいますが、昨年3月のJR常磐線全線再開で代行バスが走らなくなったために、公共交通の車窓からこれらの負の光景を見ることはできなくなっていました。