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加賀温泉駅新幹線高架下施設の整備は開業に間に合いません

2023/1/11付ブログ記事加賀温泉駅の整備状況(新幹線側=2023/1時点)で、

>右側のJR西日本が整備する駅施設は完成済みなのに対し、左側の加賀市が整備する部分(観光案内所・コンビニなど)の工事はこれからなのでコンクリートの柱がむき出しです。

と書きましたが、実は施工業者さえ決まっていない状態で、2024年春の新幹線開業に間に合わないことが確定しました。

地元紙・北國新聞のサイトに1月13日付で掲載された記事によれば、

https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/961023

加賀市が整備する部分について2回にわたり工事入札をかけたものの応じる業者がなく、工期を半年延ばして2024年10月とすることで業者が応札しやすい環境を整え、市議会3月定例会での工事請負契約の締結を目指すとのこと。

このままだと、新幹線開業時点の加賀温泉駅は駅設備と駅前広場こそ完成しているものの、エキナカには観光案内所も待合所もなければ土産物やちょっとした買い物もできないという事態に陥ってしまいます(すぐ隣にショッピングセンターはありますが)。

このため加賀市は、現在使用中の仮駅舎の待合所やコンビニを高架下施設が完成するまで利用できるよう、JR西日本や新幹線設備を建設した鉄道・運輸機構と協議するそうですが、果たしてどうなることでしょう?

また、上記記事によれば、現在再整備のため通行止めの駅南北地下通路(ブログ記事「加賀温泉駅北口が1年半前倒しで開設されたワケ」参照)の工事完了時期が、当初予定の2023年10月末から遅れる可能性も示唆しています。上記高架下施設の整備と連動しているからです。

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