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木次線昼間保守運休の代行輸送、詳細情報がネット上に出ないワケ(後)

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ジャンボタクシーは、所定の列車ダイヤとほぼ同じ12:05に出雲大東駅前に到着しました。駅前では残念ながら誰も待っていませんでしたが、運転手さんはこちらでも律義に駅舎内で誰か待っていないかを確認するために走っていきました・・・やはり誰もいませんでした・・・

ここからは宍道駅まで直行となります。赤川沿いの県道157号を走り、加茂中駅から西に700mほどの場所にある交差点を右折して国道54号に入ります。

田園地帯の向こうに幡屋駅が見えました。こちらを経由しようとすると結構なロスタイムになります。旧加茂町の中心部にある加茂中駅への寄り道もやはりロスタイムですね。

さらにいうと、南宍道駅は国道54号から大きく外れており、駅前まで行こうとすると1km以上行きつ戻りつが必要です。代行バス停を国道54号沿いに設けている可能性もありますが、残念ながら直行便なのでよくわかりません(現地掲示もなし)。

国道54号は特に流れの悪い箇所はなく、高架の山陰道との交差部の手前で木次線沿いの旧道に入りました。宍道の市街地でも特に障害物などはなく、宍道駅には所定の列車ダイヤより5分も早い12:23に到着しました。遠回りの出雲大東駅を経由したにもかかわらず列車より早いとはこれいかに・・・

宍道駅の発車案内デジタルサイネージ。本来は次の木次線は14:09発の備後落合行ですが(代行輸送ありにもかかわらず)すっ飛ばされており、その次の16:02発の出雲横田行を表示しています。

各停便のシエンタは12:36頃に宍道駅前に現れました(右側の白い緑ナンバー車)。木次駅からの所要時間は約43分ということになり、やはり途中駅への寄り道のロスタイムは大きいようですね。手前は駅前で待機中のジャンボタクシー。

シエンタに乗客はおらず、そのままジャンボタクシーの隣に停車しましたとさ・・・

ということで、たとえ木次線内では相対的に利用の多いはずの宍道~木次間であっても、休日の昼間の場合はマイクロバス1台レベルの輸送力さえ不要であること(しかも青春18きっぷシーズンでも!)がよくわかりました。

 

ちなみに、2023年5月の第三日曜日に宍道から木次まで代行輸送を利用した動画がYouTubeにアップされています。

https://www.youtube.com/watch?v=qv8yW3L1nRY

この方のパターンは「宍道から加茂中までジャンボタクシーに乗車、加茂中からセダンタクシーの直行便に乗り換えて木次まで」となっています。

 

(おわり)

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