全国交通ニュースブログ

城崎温泉に向かう地域高規格道路がようやく動き出しました

関連ブログ・・・2021/4/29付紀伊半島一周高速道路の開通はまだまだ先

上記ブログで紹介した「防災・減災、国土強靱化に向けた道路の5か年対策プログラム(近畿ブロック版)」の中で、山陰近畿自動車道(鳥取市~豊岡市~宮津市間の地域高規格道路)のうち、兵庫県香美町以東の未開通区間である佐津IC~豊岡JCT~京丹後大宮ICについては大半が「府県と連携し、計画の具体化に向けた調査を推進」とあるだけで、具体的な動きは以下の区間のみしかありませんでした。

1.竹野IC~豊岡JCT間(兵庫県豊岡市内)

  兵庫県が建設主体となる「竹野道路」として、2024年秋に開通予定の北近畿豊岡自動車道豊岡道路と接続する「豊岡道路II期」(但馬空港IC~豊岡北JCT)とともに事業中

2.大宮峰山IC~京丹後大宮IC間(京都府京丹後市内)

  京都府に代わり国直轄で権限代行で工事を実施する「大宮峰山道路」として、2023年度に工事を本格化予定

 

これに加えて、豊岡北JCT~城崎温泉IC間について、国土交通省から2022年度より「直轄による権限代行実施の検討を行うための調査」に着手する旨の発表が3月25日にあり、兵庫県のサイトに知事のコメントも交えた詳細が掲載されています。

https://web.pref.hyogo.lg.jp/press/20220325_9903.html

具体的なルートは、以下の図に詳しいです。

https://web.pref.hyogo.lg.jp/press/documents/20220325_9903_4.pdf

城崎温泉は全国区の有名温泉地ですが、道路交通によるアクセスは円山川沿いの2車線の県道(このあたりは堤防がほとんどないので災害に対し脆弱)がメインであり、国としても未開通区間の中では比較的需要が見込める一方、知事のコメントにあるように「トンネル落盤のリスクのある複雑な地質があるなど、整備に高い技術力が必要」ということで、兵庫県に成り代わって国が主体となって工事するのが適切(進捗も早くなる)と判断したのでしょうね。

該当区間の予定ルートは、玄武洞の1kmほど北側で円山川を渡り、城崎温泉街から3kmほど東(円山川の対岸)にインターチェンジが設けられる形となります。

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