全国交通ニュースブログ

都市計画道路豊中岸部線の未開通区間の状況(後)

前編はこちら

2.岸部南工区

豊中岸部線のJR線をアンダーパスする部分は暫定的に片側1車線で完成済みですが、計画ではその先で阪急京都線をアンダーパスし、十三高槻線(正雀工区の東の端)に突き当たって終点となります。都市計画上はさらに直進して安威川を渡ることになっているようですが・・・

2021年度に事業が始まり、このブログを書いている段階では2030年度に完了予定です。こちらも事業主体は大阪府(茨木土木事務所)です。

https://www.pref.osaka.lg.jp/o130290/ibarakidoboku/gaiyo/kishibeminami.html

阪急京都線以北は既存の2車線道路の拡幅、以南は一から道路を新設する形となります。

事業取得認可に関する住民向け説明会は2021/6/9に予定されていましたが、緊急事態宣言延長のため中止となりました。地元自治会のフェイスブックページに吹田市選出の府議会議員が投稿した内容で、その資料の一部を知ることができます。

https://www.facebook.com/story.php/?story_fbid=1509974782701581&id=801971116835288&paipv=0&eav=AfbVpQnEb_mOleyrvhaiz2K6wZRXqrOxH-zhwpU4UQbn2AwoE3AM4MS3WMDU_0sX_8Y&_rdr

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2024/6/22に十三高槻線正雀工区の状況を確認してきた(こちらのブログ記事参照)際に同時に見てきたので、岸辺駅側から順に報告します。

アンダーパスの南出口付近の様子。暫定的に片側1車線になっているのは、この先の道路状況を考慮して、ここを渋滞の名所にさせないための措置かもしれません。

この交差点が岸部南工区の起点です。

交差点の南東角はかなり以前に用地を取得済のようで、最終的に歩道となる部分を整備したうえで、車道の拡幅部分に植樹がなされています。

しかし、その先の道路予定地には2軒の建物が建っています・・・2022/4時点のストリートビューから変わっていません 右側は営業中のラーメン屋、左側は何らかの理由で建築が中断して3年が経過した物件です。

さらに先も、買収済みの土地と未買収の土地が混在しています。8階建ての集合住宅の前にある金属柵で囲まれた土地は買収済みとみていいでしょう。

その金属柵には、岸部南工区の道路予定地が土地収用法の対象である旨のお知らせ掲示が取り付けられていました。

現在の道路は阪急京都線沿いに右折しますが、豊中岸部線岸部南工区は直進する予定です。この部分のアンダーパスの工事に取りかかれるのはいつの日でしょうか?

線路の向こう側には、ごく短区間のみ「2車線+両側に歩道」レベルの道路が存在しますが、予定されている4車線のアンダーパスには幅は全然足らず、追加の用地買収がなされることでしょう。

岸辺駅側を振り返るとこんな感じ。

その南側ではまだらに用地買収がなされています。その中にも、土地収用法の対象である旨のお知らせ掲示がありました。

十三高槻線正雀工区との交点(すぐ左側に巨大やぐらあり)から北側を見る。かつての比較的広い駐車場用地は買収済のようです。

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