2024/8/16付ブログ記事「十三高槻線正雀工区の2024/8/16時点の状況・・・自転車・歩行者用跨線橋のみようやく供用開始」の続報です。
吹田市選出の大阪府議会議員が2024/8/30に投稿したX(旧Twitter)によれば、
https://x.com/yusuke_sugie/status/1829364080026767744
十三高槻線正雀工区の本線部’(車道部分)は2025年春頃になると茨木土木事務所が地元住民に向け発表したとのこと。おそらく、今頃は同様の内容が付近の自治会掲示板に貼られていることでしょう。
2024/8/末時点でも下水道のシールド工事は相変わらず中断中で、復旧工事が完了次第シールドマシンが再起動という段取りになっています。シールドマシンがゴールのコーナン吹田吹東店前に到達した後に「シールドマシンの解体&巨大やぐらの解体」のプロセスに移行し、巨大やぐら跡地の北側に暫定形の2車線道路を築造します。それが完了してようやく本線部が供用開始できるわけです。2024年初時点の予定からするとまるまる1年かそれ以上の遅れとなります。
ちなみに、その遅れの原因となった「岸部幹線整備工事第1工区」について、吹田市下水道部が公式サイトで発信しているよりも詳細な情報が修成建設専門学校(100年以上の歴史を誇る建設技術者の養成機関)のサイトに掲載されていました。
https://www.syusei.ac.jp/doboku/voice7.html
同校の卒業生が吹田市下水道部で活躍している(2022年入庁で、発注段階からこの工事を担当している)縁からの記事です。この工事の最大の難関は阪急京都線の線路の下を掘り進む過程だったそうで、作業可能なのが1日に僅か2時間<近隣にOsaka Metroの車両基地がある関係で終電後・始発前にも動きがあり>のみで、「少しでもトンネルを掘る時間を確保できるよう関係各所と協議を重ね、乗り切ることができました」とのこと。実際にはこの工区を完遂した後に交差部の先で工事トラブルが発生し、結果として府道の供用開始が後ろ倒しになってしまったわけですが、この記事は2024年8月に掲載されたものであるにもかかわらずその件については一切触れていません。「そのトラブルに如何に立ち向かい解決に導いたか」をプロジェクトXばりに描写した続編を期待したいところですが、果たして・・・