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国道161号大津市北小松付近の拡幅工事の現状(前)

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「近江高島駅付近~白鬚神社~北小松駅付近」の間の国道161号は、国道161号小松拡幅の対象区間とほぼ重なります。

https://www.kkr.mlit.go.jp/shiga///ir/pdf/r030617.pdf

北側の1km区間(白鬚神社の250mほど手前まで)は主に江若鉄道<1969年秋に廃線>の跡地を活用する形で1974年12月25日に早くも開通していますが、その先の白鬚神社前を含む約3kmは景観破壊とのせめぎ合いで2022年2月に至るまでルートが確定できず、南側の大津市北小松地内約2.4kmはルートが確定していたのに(トンネル掘削&江若鉄道廃線跡活用)なかなか工事が始まらず2018年にようやく本格的着工に至っています。2021年4月27日、ついに「2025年春開通予定」と正式アナウンスされました(2021/4/29付ブログ参照)。

今回はこの「南側2.4km」について、現状の詳細を紹介することとします。

工区の北端で、国道161号が不自然な道路形状になっています。北小松トンネル(2021年6月貫通)につながる道路を分岐させる準備のためです。

貫通後1年以上経過した北小松トンネルは現在内部工事中と思われますが、現国道161号から分岐してトンネルにつながる部分の工事は現実には未着工です。

北小松トンネル区間に相当する現道は「江若鉄道の廃線跡を活用して何とか幹線国道として必要な最低限の幅を確保しました」という感じで、歩道は屋根付きのロックシェード状になっています。おりしも雨が降り出したので、この構造は大変助かります(笑)

もっとも歩道部分は老朽化がかなり進んでおり、コンクリートのつなぎ目部分はすべて雨漏りが発生していました。

歩道のトンネルが終わると、山側に北小松トンネル南口が見えました。

この先は江若鉄道の廃線跡を活用しなくても国道を現状まで拡幅できたため、廃線跡がそのまま遊歩道化されています。右側の擁壁は、北小松トンネルからつながる新道の擁壁です。

(つづく)

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