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タクシー運賃の飛騨ブロックは、岐阜県飛騨地方以外も含まれます

関連ブログ記事・・・2023/4/30付「岐阜県のタクシーの営業区域の状況」、2023/5/10付「明石市のタクシー運賃は、川を挟んで異なります

2023/5/10付ブログ記事のほうで、岐阜県のタクシー運賃ブロックが「岐阜」「飛騨」に分かれていると書きましたが、ここでいう「飛騨ブロック」には、一般的に飛騨地方と認識される地域以外も含まれます

地域別タクシー運賃表(一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会)によれば、飛騨ブロックのタクシー運賃が適用される区域は

 ・高山交通圏(高山市、飛騨市、大野郡)

 ・東濃東部交通圏(旧恵那郡加子母村=現中津川市加子母のみ)

 ・郡上市

 ・下呂市

 ・加茂郡(白川町と東白川村のみ)

となっています。このうち飛騨地方に含まれるのは高山交通圏に含まれる区域と下呂市のみです・・・下呂市南端の旧金山町域の大部分は飛騨国ではなく美濃国

東濃東部交通圏は中津川市と恵那市からなりますが、旧加子母村の地域(GoogleMapはこちら)は中津川市の北端に相当し、隣接する下呂市の中心部のほうが中津川市中心部より近いこともあり、営業区域こそ下呂市と一体化していないものの運賃ブロックは飛騨地区に含めているのかも。

タクシーの営業区域としての加茂郡は、ブログ記事「岐阜県のタクシーの営業区域の状況」で書いた通り、現在の加茂郡7町村のうち、八百津町・川辺町・七宗町・白川町・東白川村の5町村のみが該当します。このうち、白川町・東白川村については下呂市および中津川市加子母と隣接していることから、上記と同様の理由で営業区域と運賃ブロックを敢えて別にしたのかもしれません。

そして、郡上市も旧美濃国ですが、需要構造からすると同じ岐阜県でも長良川下流域(美濃市・関市など)とは別であり、下呂や飛騨高山などと同一にする方が適切と旧運輸省の先人?が判断したのかもしれませんね。

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