全国交通ニュースブログ

青森県三八上北地方の路線バスの大半がICカード対応に

関連ブログ記事・・・2022/4/24付「十和田観光電鉄の地域連携ICカードの独自愛称は・・・ (4/29追記)

青森県の十和田市・三沢市とその周辺で路線バスを運行する十和田観光電鉄では、2022/3/5から「十和田市と青森市をみちのく有料道路経由で結ぶ路線」「十和田市と野辺地町・まかど温泉を結ぶ路線」に限りSuica・PASMOなどのICカードが使えるようになっており、2022/4/29から自社で地域連携ICカード「Towada Skyblue Pass」の発売を開始しました。

そして、2023/3/1から一般路線バス全路線で使えるようになります(高速バス・スクールバス・十和田市街地循環バスは除外)。

http://www.toutetsu.co.jp/pdf/towada_skyblue_pass.pdf

これで、青森県内の天気予報の区分でいう「三八上北」地方で運行されている一般路線バスはほぼ全面的にSuica・PASMOなどの全国相互利用対象ICカードで乗車可能になります・・・南部バス・八戸市営バスは既に全面対応済  「津軽」地方もほぼ対応済(津軽半島先端部は既に一般路線バスがなくコミバスばかり)で、残るは「下北」および下北半島の柄の部分のみ<下北交通の運行エリア>です。

 

さて、国際東北グループ(岩手県交通・秋北バス・十和田観光電鉄の3社=かつて国際興業グループだったのが再編に伴い独立したもの)は、上記ブログ記事にある通り共通のICカードシステムを使用していますが、その後の導入のスピードは三者三様です。

秋北バスは2022/3/12の導入当初「秋田県北部と盛岡を結ぶ高速バスだけ」で、一般路線バスはずっと対象外でしたが、2023/2/19付ブログ記事で書いた通り、まもなく能代管内を除く一般路線全線に拡大します。

一方、岩手県交通は路線エリアが広い(内陸部は盛岡市以南全部、沿岸部は大槌町以南全部)こともあり、ICカード対応の一般路線の拡大は遅々として進んでおらず、盛岡市周辺でも現在進行形の状態です。営業所ごとに「従来の磁気バスカード対応の運賃箱を取り外し、代わりにICカード対応の運賃箱を取り付ける」という作業を順番に行っており、このブログを書いている時点でようやく過半の路線で全面的にICカード対応が終わり、盛岡近郊路線で未対応で残るのは都南・紫波・矢巾の各営業所管轄路線が中心となっています。

http://www.iwatekenkotsu.co.jp/pdf/newsrelease/newsrelease_20230224_sugo_kanryo.pdf

盛岡市周辺以外は完全未対応です。

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