国道176号といえば三田市・神戸市北区・西宮市北部と大阪方面を結ぶ幹線道路(メインの下道)ですが、西宮山口JCT(中国道と阪神高速北神戸線の分岐点)から生瀬駅付近の間は狭くてカーブの多い難路とあって、1980年代から国直轄で大規模な整備事業を行っています。
https://www.kkr.mlit.go.jp/hyogo/introduction/jigyou/jigyo/najio/index.html
https://www.nishi.or.jp/kotsu/kotsu/doro/R176najiodouro.html
2015年7月に名塩地区1.4kmが開通してようやく名塩の古くからの集落を通らなくて済むようになりましたが、名塩西部のヘアピン型S字カーブ、そして生瀬西部の崖っぷちはまだ解消せず残ります。
マスメディアにはなかなか相手にされません?が、工事を統括する国土交通省 近畿地方整備局 兵庫国道事務所が最新情報を公開しています。
こちらによれば・・・
生瀬西部では最近になって急速に工事が進捗していますが、宝塚→三田方面の車線は最終的に新たに掘削する城山トンネルを通り、現在の崖っぷちの道は三田→宝塚方面の車線となって「全部で4車線」が確保されることになります。といっても、その最終形になるのは相当先のようで、トンネル本体の工事とともに「城山トンネル終点側坑口付近の斜面の掘削」にも相当な時間がかかりそうです。
一方、名塩西部のヘアピン型S字カーブを回避する区間は、まだ「調査設計・用地取得・改良工事推進中」のレベルです。現地には新しい道路の基礎的な構造物が形になりつつありますが、手つかずと思われる区間も結構あり、2020年代中には無理かも・・・