全国交通ニュースブログ

妙見の森ケーブルアクセスバス最終日の様子

2023/11/20付ブログ記事「能勢電妙見口駅~ケーブル駅間のバス、最後は土曜も運行 <11/22追記あり>

妙見の森ケーブルは2023/12/3が最終運行となりました。

https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202312/0017096622.shtml

https://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20231204-OYTNT50019/

私は最終日の午後に能勢電妙見口駅から徒歩でケーブル黒川駅まで行き、ケーブルには乗らずに駅にたたずんで最盛期を想起させる多くの客が集う雰囲気を満喫し(注)、やはり最終運行日を迎えた阪急バスのケーブル連絡バスで妙見口駅に戻りました。

上記ブログ記事で、営業終了間際の妙見の森公式サイトのトップページに

>妙見の森関連施設の営業終了のため、現在、連日非常に多くのお客様がご来場されております。
>特に、土・日・祝日には、ケーブルカーにご乗車いただくまでに長時間お待ちいただくなどご迷惑をおかけしております。

と書かれていると紹介しましたが、実際には最終日の13時台時点ではケーブルは10分間隔のピストン運行を行っており、待ち時間ゼロで次のケーブルに乗車できました。山上駅のほうにはさぞかし長蛇の列ができていたことでしょうけど。

ということで、こちらではバスに関する内容のみ報告します。

大阪府豊能町から兵庫県川西市に入ったところにあるケーブル黒川駅手前の国道沿いの様子。ここに設置されているバス停は、2023/10/10付ブログ記事で紹介したように2024/3/末で廃止される能勢町東部のローカルバス路線のためのものです。2024/4以降運行される能勢町の代替バスはここに停車しません<能勢町外のため>。

ケーブル黒川駅のアクセスバスのりばは、未舗装のケーブル利用者向け駐車場の一角にありました。

妙見口駅を14時に出発したバスが、満員の客を乗せてやってきました。

ただいま降車扱い中。向こうに駅舎と走行中のケーブルカーが見えます。

折り返しのバス(ケーブル黒川駅発14:11)には、満員とまではいきませんがそこそこの客が乗車しました。

5分弱で妙見口駅のバスのりばに到着。すぐに新たな客を乗せて折り返します。

バス停の標柱が2つ並んでいます。小型のほうは能勢町東部のローカルバス路線のためのもので、2024/3/末にはお役御免となります;。大型の方はもともとベッドタウンのアクセスバス用でしたが、今では平日の朝夕しか発着しません。

 

(注)

ケーブル黒川駅の駅舎内には今風の大型デジタルサイネージが設置されており、ケーブルを運営する能勢電鉄が開設するYouTubeチャンネル【公式】のせでんチャンネルで公開されている妙見の森ケーブルに関する動画を延々と流していました。面白おかしく作られておりすっかり見入ってしまいましたが、その中でいろいろと勉強になる内容(例:なぜケーブルとリフトの間に観光施設を整備することになったか)がありました・・・

https://www.youtube.com/watch?v=-e71UGVH9aE&list=PLRD3f_vS46MQagOf9ZVh3R6_85uxBPGC2&index=18

https://www.youtube.com/watch?v=-e71UGVH9aE&list=PLRD3f_vS46MQagOf9ZVh3R6_85uxBPGC2&index=19

車両は古いものの、(上記URLの動画で紹介されているように)運行システムは2019年に全面更新されており、ボタンを押すだけで完全自動運転可能になっていました。当然かなりの投資額だったはずで、翌2020年に妙見の森を巡る環境や社会情勢がガラリと一変するとは予想だにしなかったことでしょうね。折角のシステムなので、どこかで再度のお勤めを果たすことができればいいのですが。

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