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国道163号精華拡幅区間の進捗状況が情報公開されました

これまで近畿地方整備局京都国道事務所は管内の道路建設事業の進捗に関する情報公開に消極的でしたが(京都府北部を管轄する福知山河川国道事務所とは雲泥の差)、2023/1/16付で以下の事業についての2023/12時点の進捗状況に関する情報が公開されました。

 ・城陽井手木津川バイパス ・寺田拡幅事業 ・精華拡幅事業

こちらでは、精華拡幅事業に関して解説します。

乾谷地区の立体交差および前後区間の国道付け替えは一応の完成を見ているように描かれていますが、高架橋部分は4車線分の幅が確保されていながら暫定2車線のまま(前後の地平区間が拡幅工事に未着手)ですし、付け替えにより国道から格下げされた区間の生活道路としての再整備は2023/10/17付ブログ記事「 2023/10時点の国道163号精華拡幅区間の現況(後)」で書いた通り京都府や精華町の手により継続中です。

また、唯一の施工中区間となっている「(町)柘榴5号跨道橋」(拡幅事業に合わせ、主に農道として使われている町道部分を立体交差にする)については、2023/10/17付ブログ記事「 2023/10時点の国道163号精華拡幅区間の現況(前)」で書いた通り2023/11に橋脚工事に関する地元説明会が開催されています。実際の土木工事はもう始まっているのでしょうか?

そして、上記以外の区間は全て「未着手」です。東側の近鉄京都線などの上を越える国道163号の高架橋部分は、1980年代?に建設された時点から既に4車線分の構造物が準備されているもののずっと2車線のまま(2023/2/14付ブログ記事「2023/2時点の国道163号精華拡幅区間の現況(その1)」参照)で、北側の拡幅予定部分は未使用のままかなり年季が入っていています。

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