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島原半島西側の高規格道路は事業化に至るか?

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島原半島の北側・東側は高規格道路の整備途上ですが、西側(雲仙市千々石町や小浜町など)はまだ構想だけで事業化には至っていません。

2023/2/23付の長崎新聞に、「愛野・小浜バイパス構想 雲仙市の人口流出歯止めに期待 「富津防災」足掛かりに」と題する記事が掲載されました。

現在島原半島の付け根で進行中の国の直轄事業である国道57号森山拡幅は、東端の森山東ICで自動車専用部についてはそのまま開通済みの国道251号愛野森山バイパスのほうにつながってしまい、本来の国道57号である千々石・小浜方面に行く場合はここで下りねばなりません。そして、その先は海岸沿いの崖上を通ったり山越えの急カーブ・急勾配があったりと災害に弱く、代替道路がないことから地元では早くから改善要望が出ており、「愛野・小浜バイパス」がその抜本策となるわけですが、残念ながら2022年度までに事業化には至っていません。

「愛野・小浜バイパス」は、愛野森山バイパスの愛野IC付近から南下し、山間部を高規格道路で貫いて該当区間を回避しながら雲仙市小浜町に至るものです。

https://www.city.isahaya.nagasaki.jp/wp-content/uploads/2020/11/%E4%B8%80%E8%88%AC%E5%9B%BD%E9%81%93%EF%BC%95%EF%BC%97%E5%8F%B7%E7%AD%89%E7%9C%8C%E5%8D%97%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E5%B9%B9%E7%B7%9A%E9%81%93%E8%B7%AF%E6%95%B4%E5%82%99%E4%BF%83%E9%80%B2%E6%9C%9F%E6%88%90%E4%BC%9A%E8%A6%81%E6%9C%9B%E6%9B%B8%E3%80%90%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%92%E5%B9%B4%E3%80%91.pdf

一方、特に防災上問題のある千々石町と小浜町の間については、2022年度に「国道57号富津防災」として事業化されました。

http://www.qsr.mlit.go.jp/nagasaki/newstopics_files/20220325/220325_tomitu.pdf

https://www.qsr.mlit.go.jp/nagasaki/road/jigyo/tomitubousai/index.html

地元としてはこれを足掛かりにしたい思いが強く、雲仙市議会には2022年4月に「愛野・小浜バイパス整備促進特別委員会」が設置されています。

https://nordot.app/891499328549683200

果たして、あと1か月後に公表される令和5年度予算に、同バイパスの新規事業化は盛り込まれるでしょうか? もちろん、実際に完成するまでには相当の歳月が必要ですが・・・

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