2023/3/18から、愛媛県今治市と神戸・大阪をしまなみ海道経由で直結する高速バスの運行が開始されます。1日1往復で、2023/4/2までは毎日運行、以降は土日祝と繁忙期のみの運行です。
http://www.setouchibus.co.jp/news/2023/0318osaka.html
https://www.hanshin-bus.co.jp/files/whatsnew/imabari_230318.pdf
運行は、今治市に本社をおき愛媛県東部一円で路線バスを運行する瀬戸内運輸(以下せとうちバス)です。
しまなみ海道区間では、愛媛県今治市に属する大島・伯方島・大三島の各バスストップのほか、広島県尾道市に属する瀬戸田・因島重井の両バスストップにも停車します。下りは大阪梅田発17:00なのでしまなみ海道区間は夜遅くになりますが、上りは7~8時台の通過なので風光明媚な瀬戸内海を眺められます。
せとうちバスは2000年から今治と神戸・大阪を西条・新居浜・明石海峡大橋経由で結ぶ高速バスを運行しており、2013年4月以降は1日10往復(うち夜行1往復)まで増便する盛況でしたが、
https://www.hanshin-bus.co.jp/files/whatsnew/H25.4imabarizoubin3.pdf
御多分に漏れずコロナ禍で大打撃を受け、2023年2月時点も夜行便も含めほぼ半数の5往復が運休したままです(夜行便は2023/3/17~2023/4/2の間のみ復活)。2023/4/3以降も4往復の運休が継続します。
http://www.setouchibus.co.jp/highway/osaka.html#timetable0403
今回登場するしまなみ海道経由便ですが、実際には、コロナ禍で長期運休中の「今治桟橋~三島川之江IC間ノンストップの速達便」を、ほぼ同じ運行時間帯で経由を変更して復活させるものです。他の便は今治~壬生川~西条~新居浜と下道経由なのに対し、速達便は今治湯ノ浦ICから今治小松自動車道~松山自動車道と進路を取るため、今治~神戸・大阪間で45から50分程度所要時間が短くなっていました。しまなみ海道経由でもやはり所要時間は他の便より短く、朝の今治駅前発の便だと神戸・大阪まで55分も早く着きます。