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坂出市のバス政策の対象路線で丸亀市まで乗車、TicketQRの様子は?

関連ブログ記事・・・2023/12/5付「坂出市内のバスは期間限定で割引中=恩恵を受けるための方法は・・・」、2024/1/7付「坂出市のバス政策の対象路線は丸亀市など他自治体にもまたがりますが・・・

新年早々、「路線の南半分が丸亀市内であるにもかかわらず、全区間が坂出市のバス政策の対象となっている」琴参バスの島田・岡田線に乗車してきました。

坂出駅北側の古風な銀行の前にあるバス停。4つの標柱が立っています(左から順に高速バス、路線バス、コミュニティバス、空港連絡バス)。

琴参バスの標柱が2本並んでいます。右側は島田・岡田線など一般路線用のもの、左側は坂出市営バスを引き継いで2023/10から運行している瀬居線(実質的にはコミュニティバス)のもので、真新しいですが古風なデザインです。

逆方向の標柱には、公共交通無料デーにバスが混むことの注意喚起の掲示が貼られていました。特に瀬戸大橋線は「TicketQRがインストールされているスマホを持っていれば無料で瀬戸内海を渡れる」のでメリットがありますが、地元以外で無料サービスを享受できるのは、TicketQRが一定レベル普及している長野県東部や松本市周辺の住民だけでしょう(わざわざこのためだけにインストールするというなら別ですが)。

かつての栄華を今に伝えるアーケード。閉店して久しい店の前に、バスのキャッシュレス決済を周知するポスターが貼られていました。

この空き地にかつて百十四銀行(香川県最大の銀行)があったことが、アーケードの飾りからよくわかります。

これから乗る島田・岡田線のバスは、いったん上記銀行の前を通り過ぎて坂出駅前に立ち寄ります。バス車体でもキャッシュレス決済を大宣伝しています。

折り返してきたバスに乗車。乗車用のTicketQR処理端末は、整理券発行機の上(最近まで消毒液が設置されていた)に取り付けられていました。

降車用のTicketQR処理端末は、運賃箱の上に取り付けられています。

車内にも、「坂出市公共交通無料デー」の掲示がありました。丸亀市飯山地区や綾歌地区のスマホにTicketQRをインストールした住民は、現行の割引サービス(日によっては無料サービス)は享受できますが、1月29日以降は坂出市民と異なり何の特典もなくなります。

琴電岡田駅(NEWレオマワールドに電車で行く場合の最寄り駅)で下車。バスの乗降車口側でもキャッシュレス決済を大宣伝しています。しかし、延べ10人ほどの乗客のうち、このバスをTicketQRで利用された方はゼロでした。

琴電岡田駅とNEWレオマワールドの間には、この路線バス(運賃300円)のほかレオマの無料送迎バスも運行しています。若いカップルがこのバスに乗ろうとして、運転手さんに止められていました。

さて、丸亀市に属する飯山地区と綾歌地区には、丸亀市のコミュニティバスも運行されています(実際の運行業務は琴参バスに委託)。

https://www.city.marugame.lg.jp/page/19669.html

https://www.city.marugame.lg.jp/uploaded/attachment/13026.pdf (路線図)

本数は1日5~7往復程度、上記路線バスと異なり日曜祝日も運行し、運賃は200円均一です。したがって、島田・岡田線の沿線の飯山地区住民は(坂出市中心部に用がない限り)こちらを利用するはずですね。実際、後日に今回のバス施策の主担当である坂出市政策部政策課に聞いてみたところ、TicketQRによる運賃割引の施策が坂出市民限定であることに対して異を唱える飯山地区の住民はおられないそうです。

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