その1はこちら
未来が隠された道路標識の先が城陽井手木津川バイパスの予定地のはずですが、それらしき気配が全然見えません・・・
都市計画上は、1枚目の写真の左寄りに見える屋上にドームのある建物の方角に向けてバイパスが建設されることになっていますが、「用地買収済で荒れ地が続いている」ところまでもいっておらず、手前側では2023年も普通に稲作が行われていたようです。あるいは土地自体は買収済で、付近の建設工事が具体化するまでの期間限定で耕作を認めてもらっているのかもしれませんけど。
田んぼの向こう側のセイタカアワダチソウの群落のあたりは、完全に買収済みなんでしょう。
バイパス計画ルートを可能な限りトレースする形で「屋上にドームのある建物」に向けて歩を進めます。このあたりもおそらく買収済み。
「屋上にドームのある建物」は、つい最近まで山吹ふれあいセンターと井手町図書館が入居する建物でした。1994年に建設されましたが、その後に策定された城陽井手木津川バイパスの計画ルートに引っかかってしまい、2019年のバイパス事業開始とともに立ち退きが正式決定となりました。移転先は先ほど紹介した町役場です。
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ちなみに、この建物の西隣には京都府立山城勤労者福祉会館、東隣には井手町自然休養村管理センターがあり、公的施設が3つ並んでいました。そのうち明らかに最も新しいこの建物のみが立ち退きを迫られる形となったわけです。
こちらは、この建物のすぐ南側の様子。並んだ人家はいずれもバイパスの計画ルートに引っかかっているはずですが・・・
(つづく)