関連ブログ・・・2021/9/6付「大津~信楽の県道通行止め→新名神無料通行措置」、2021/12/8付「大津~信楽の県道通行止め解除→新名神無料通行措置も解除」
両ブログで取り上げた県道大津信楽線の大戸川ダム建設に伴う大規模な付け替え工事に関する記事が、「乗りものニュース」に8月20日付で掲載されました。
「「大津~信楽」の"抜け道"が工事進行中 大戸川ダム工事で付け替え 隘路解消へ」
実際には新名神と並行しているので「通行料金をケチっての抜け道」という位置づけですが・・・
ただ、この記事には現状の詳細情報が不足しており、ダムの工事主体である近畿地方整備局大戸川ダム工事事務所のサイトに掲載されている「工事ニュース」を見ていただくことをお勧めします。
https://www.kkr.mlit.go.jp/daido/constr.php
現在の県道大津信楽線の大部分はダム湖の底に沈むことになっており、まず付け替え道路を完成させ交通を切り替えないとダムの本体工事に本格的に着手できないわけで、「工事ニュース」の内容のほぼ全てが付け替え工事に関する情報になっています。
そして、ニュースの作成主体は大戸川ダム工事事務所ではなく各工区を施工する建設会社側となっており、これらを集成したものを毎月公開する形です。
このブログを書いている時点で最新号である令和4年7月号によれば・・・
https://www.kkr.mlit.go.jp/daido//upload/1658716301kojinews202207.pdf
ダム本体が築造される部分よりも下流側・・・橋梁部分(新1号橋~新8号橋)の構造物は完成しており、現在は橋と橋の合間の道路の土工工事の最中
桐生辻トンネル(ダム本体の真横)・・・トンネル本体の構造物は完成しており、現在は電気設備・舗装工事中
ダム本体が築造される部分よりも上流側・・・付け替え後の道路の構造物はほぼ完成しており、仮舗装の上工事用道路として使われている(安全設備がなく一般車は通行不可)
となっています。
ちなみに、大戸川ダムの完成時期ですが、2021年3月時点で近畿地方整備局が示した見通しによれば、「着工までに4年、着工から完成までに8年ほどかかる」とのこと。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJB017I80R00C21A3000000/