2023/5/26付ブログ記事「甲賀市信楽の「国道307号長野バイパス」の工事状況について」の続報です。
ネット上で探してもなかなか最新情報が上がってこなかった「焼き物で知られる信楽の市街地を回避するバイパス道路」ですが・・・
2024/3/4に開催された滋賀県公共事業評価監視委員会の資料「<事後評価>社会資本整備総合交付金【Pa29】地域の交流と経済活動の活性化を支えるみちづくり」に最新情報が記載されていました。長野バイパス自体はまだ現在進行形ですが、「地域の交流と経済活動の活性化を支えるみちづくり」が2023年度までの事業なので、事後評価扱いなわけですね。
この資料上で長野バイパスに関する記述は19ページ~30ページの間ですが、注目すべき内容は30ページのみです。
(1) 優先整備区間1.7kmについては、令和9年度までの開通を目標に用地取得、工事を推進中
(2) 中間部の0.3km区間ではまだ用地取得中であり、現地での着工に至っていない
(3) 工事が完了しているのは、南側の国道422号との接続点付近の60mのみ
ということで、開通目標は2022年2月時点よりもさらに3年後ろ倒しになっていることがわかります。
ちなみに、(2)の区間を含むGoogleMap航空写真によれば、未着工区間の真ん中あたりには、信楽焼の原料を含む土石類の採取場およびその運営会社の本社が存在しています。