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徳島県南部の高規格道路、2024年度時点の再評価結果は・・・

2024/12/6付ブログ記事「続々: 徳島県南部の高規格道路の整備状況について」の続報です。

2024/10/25に開催された四国地方整備局の令和6年度第2回事業評価監視委員会において、徳島南部自動車道の未開通区間およびこちらにつながる国道55号の高規格道路「桑野道路」「福井道路」「海部野根道路」が高知県側の高知竜馬空港ICまでの区間と一括して評価対象になっています。

https://www.skr.mlit.go.jp/kokai/project_evaluation/r6/2nd/pdf/06-3-1.pdf

なお、この資料では、徳島南部自動車道の未開通区間は事業名としての「四国横断自動車道 阿南四万十線 阿南~徳島東」と表記されています。また、牟岐バイパスは何故か一括評価対象から外れています。

あまりにも評価対象区間が長くかつ大半の区間は前回再評価から1年しか経過していないので個別の内容が薄く、「4.事業を巡る社会経済情勢等の変化」で挙げられた区間はいずれも当ブログで既報の「(徳島南部自動車道)徳島市大原地区 斜面対策検討」と「海部IC(仮称)ランプ部の計画見直し」、事業費の増加要因はことごとく「物価上昇による事業費増」でまとめられているのでこれまで紹介しませんでしたが、「乗りものニュース」が取り上げたので徳島県内区間のみ解説しておきます。

1.徳島南部自動車道の未開通区間

事業進捗率は2022年度末~2023年度末の間に約70%→約76%と進みましたが、用地買収率は約98%のままです。事業費は11億円アップして2045億円になりました。

2.桑野道路 前回評価は2021年度

事業進捗率は2020年度末~2023年度末の間に約10%→約27%と進みましたが、用地買収率は3年かけても約84%→約85%です。事業費は78億円アップして508億円になりました。

3.福井道路 前回評価は2021年度

事業進捗率は2020年度末~2023年度末の間に約8%→約17%と進み、用地買収率も3年で約58%→約85%と進みました。事業費は71億円アップして456億円になりました。

4.海部野根道路

事業進捗率は2022年度末~2023年度末の間に約4%→約6%と進み、用地買収率は約8%→約33%と進みました。事業費は22億円アップして762億円になりました。

なお、高知県内区間については後日取り上げる予定です。

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