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続々: 徳島県南部の高規格道路の整備状況について

2023/11/15付ブログ記事「続: 徳島県南部の高規格道路の整備状況について」の続きです。

徳島南部自動車道につながる国道55号の高規格道路「桑野道路」「福井道路」「牟岐バイパス」「海部野根道路」ですが、上記ブログ記事から1年以上経過しても、徳島河川国道事務所のサイト内のそれぞれのページはほぼ更新されておらず、2023年度末時点の進捗度はわかりません。唯一、牟岐バイパスの走行シミュレーション動画が2024/7/30付で公開されただけです。

最近の動きは、他の場所で公開されています。

1.海部野根道路の海部IC(仮称)ランプ部の計画見直し・・・2024/8/29付発表

https://www.skr.mlit.go.jp/tokushima/report/info-r06/r060829/r060829.html

https://www.skr.mlit.go.jp/tokushima/report/info-r06/r060829/r060829.pdf

https://www.town.kaiyo.lg.jp/bunkamura/docs/2024082800011/

徳島県が海部野根道路の海部IC付近において2023/12~2024/4の間に試掘調査を行ったところ、これまでその存在が全く知られていなかった前方後円墳1基を含む全5基の古墳が確認されました。県としては古墳時代前期の貴重な埋蔵文化財として適切に保存する必要ありと判断し、うち国史跡相当と考えられる1号前方後円墳と2号円墳の現地での保存を徳島河川国道事務所に要請しました。その結果、国道193号と接続する海部ICランプ部の計画を見直すこととなりました。

確かに、海部ICランプ部の国道193号に近い側は完全に「現地保存が必要な範囲」と被っており、別ルートへの変更が必須です。果たして、新しい計画ルートはいつ決まるでしょう?

ちなみに、2024/3時点の現地付近のストリートビューによれば付近一帯は山林となっており、ここに古墳があるとは地元の人も全く思わなかったとしても納得です。

2.桑野道路の長生・明谷トンネル掘削開始

桑野道路区間で最長となる長さ1228mの長生・明谷トンネルは、これまで掘削開始に向けて準備を着々と進めてきましたが、ついに2024/12/4に掘削開始の運びとなりました。

https://www.skr.mlit.go.jp/tokushima/shinchaku/data/oshirase/r061204.pdf

このトンネルの工事は「令和4ー7年度 桑野道路長生・明谷トンネル工事」として発注されており、2023/2/7付で清水建設が落札しました。落札価格は33億1146万円となっています。

https://www.skr.mlit.go.jp/ccms/make/13041_20230207_2022883041010007.html

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