四国運輸局管内のタクシーの営業区域が別表として掲載されている資料はこちら
愛媛県のタクシーの営業区域について解説します。
松山交通圏
松山市、東温市、伊予郡(砥部町・松前町)
宇摩交通圏
四国中央市
東予交通圏
新居浜市、西条市
今治交通圏
今治市(旧越智郡吉海町・宮窪町・伯方町・上浦町・大三島町の区域を除く)
伊予交通圏
伊予市
大洲交通圏
大洲市、喜多郡内子町(旧上浮穴郡小田町の区域を除く)
八幡浜交通圏
八幡浜市、西予市、西宇和郡伊方町
宇和島交通圏
宇和島市、北宇和郡(松野町・鬼北町)、南宇和郡愛南町
越智島嶼部交通圏
今治市(旧越智郡吉海町・宮窪町・伯方町・上浦町・大三島町の区域に限る)
上浮穴交通圏
上浮穴郡久万高原町、喜多郡内子町(旧上浮穴郡小田町の区域に限る)
松山市(旧温泉郡中島町)
今治市(旧越智郡関前村)
越智郡上島町
このうち、松山市・新居浜市・今治市・大洲市・宇和島市には「島嶼部を除く」という但し書きがついており、平成の大合併からそれぞれの自治体に属していた島嶼部(松山市の興居島とか新居浜市の大島とか宇和島市の戸島・日振島とか)に関してはタクシーの営業区域は別建てとなっています・・・実際に島嶼内でタクシーが存在するとは限りませんが 宇和島市の九島は2016年に九島大橋の開通により四国本土と陸続きになりましたが、2023年時点も島嶼部に分類されているどうかは不明です。
一方、しまなみ海道の開通で四国本土と陸続きになった越智郡の旧5町(平成の大合併で今治市の一部になりました)は、越智島嶼部交通圏という独自の交通圏を構成しています。
いずれも複数の離島から構成されていた旧温泉郡中島町・旧越智郡関前村はそれぞれ平成の大合併で松山市・今治市と合併しました。旧関前村域の最大の島である岡村島は1995年の岡村大橋(農道橋)の開通で広島県側と陸続きになっていますが、今治市役所に橋伝いに行くのはとっても遠回りで、今治市営航路(せきぜん渡船)を使うのが一般的です。
宇摩交通圏は単一の自治体であるにもかかわらず「交通圏」と名乗っていますが、平成の大合併前は「川之江市、伊予三島市、宇摩郡(土居町・新宮村)」でした。
伊予交通圏も単一の自治体であるにもかかわらず「交通圏」と名乗っていますが、平成の大合併前は「伊予市、 伊予郡(中山町・双海町)」でした。
喜多郡内子町は、平成の大合併で喜多郡の内子町・五十崎町と上浮穴郡小田町が合併して新たに成立しました。旧小田町は他の上浮穴郡の町村とは山塊を隔てており行政面以外の交流が少なく(路線バスもなし)、最終的に生活面での交流が強い小田川の下流にある内子町と合併しています。ちなみに、現在の上浮穴郡久万高原町は、平成の大合併で久万町・面河村・美川村・柳谷村の4町村が合併して成立したものです。