2023/9/7付ブログ記事「南紀白浜空港の国際線ターミナル、ようやく本格活用(2023/9/5~)」の続きです。
南紀白浜空港の公式サイトにおける新ターミナル(国際線ターミナル)に関する情報発信が不十分なので、意を決して現地に赴くことにしました。ちなみに、このブログを書いている時点のWikipediaの「南紀白浜空港」の項目には、新ターミナルに関する一切の記載がなく、全く参考になりません。
1.コンシェルジュエリア
国際線ターミナルとして増築された部分のうち現時点で一般の空港利用者が立ち入れるのは、コンシェルジュエリアなど1階の一部のみです。確かにオープンしています。
しかし、人影はありません。航空便の発着しない時間帯なので、係員を配置しても無駄と考えたのでしょう。
カウンター上には、「只今対応時間外」と書かれた木製の案内表示が置かれています。
コンシェルジュエリアの開館時間は「8:00~19:20」とあり、最終便が出発すると営業を終了するターミナルビル本体よりも長く開いています。ただ大半の時間帯はこのように無人であり、紀伊民報の記事のような光景が展開されるのは航空便到着からしばしの間のみなんでしょうけど。
内装は実に立派です。ベンチの背後にはずらりとコンセントが並んでいます。
2階部分は物販や飲食の店舗が入る計画になっていますが、現時点でテナント誘致に向け動いている気配はなく、当分は関係者以外立入禁止の状況が続くことでしょう。
新ターミナルを反対側から見た様子。タクシーのりばはこちら。2階部分の広さがわかります。
乗車バス停はコンシェルジュエリアの目の前にあります。
大阪行の高速バスが停車中。ここからの乗客はゼロでした。
2023/9/4までバスのりばがあった現ターミナル前。現時点では降車のみを扱い、バスを降りた客がすぐ出発ロビーに行けるようになっています。
昼間の一般路線バスは南紀白浜空港が経由地(白浜駅→アドベンチャーワールド→空港→三段壁→温泉街→白浜駅、またはその逆)となっているため、両方に停車します。東京便の出発まで1時間半もありますが、数名が降車しました。
バスはコンシェルジュエリア前のバスのりばに移動します。
(つづく)