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群馬県のバスICカード「ノルベ」に対応しない路線も結構あります

2/16付のブログ「群馬県のバスの地域連携ICカードは、高齢者以外ポイントが付きません」の続きです。

「nolbé(ノルベ)」のサービス内容が書かれたリーフレットを見ると、導入対象のバス会社(群馬バス・群馬中央バス・日本中央バス・日本中央交通・永井運輸・上信電鉄)が運行する一般路線バスの中にも、使えない路線が結構あることがわかります。

自治体がバス会社に委託して運行するいわゆるコミュニティバスの場合、(自治体が主導権を握っているからか)運行するバス会社がICカードを導入済みでも非対応という例は全国的に珍しくありません。ノルベの場合、

・高崎市「ぐるりん・はるバス・高崎アリーナシャトル」 ・玉村町「たまりん」 ・太田市「シティライナーおおた」 ・千代田町・大泉町「あおぞら」 ・邑楽町「おうらタウンバス」

は確実にこれに該当します。群馬バスで使えない路線も、おそらく「コミュニティバスだから・・・」なんでしょうね。

ただ、渋川市が伊香保温泉近辺で運行するコミュニティバス「伊香保タウンバス」の場合、4路線あるうちの1号線~3号線は使えるのに、4号線だけ使えないという、門外漢から見ると妙なことになっています。

https://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/koutsuu/koukyoukoutsuu/p001462.html

https://www.city.shibukawa.lg.jp/manage/contents/upload/5f965d247ef2a.pdf(伊香保タウンバスの路線図)

伊香保温泉を訪れる観光客も利用することから、コミュニティバスであってもICカード対応にするのは嬉しい話ですが、4号線だけ運賃が100円均一でなく平日しか走らないからでしょうか?

 

残る「日本中央バスの奥多野線」は、別の理由が考えられます。

この路線は、高崎線の新町駅(高崎市内)から藤岡市・神流町を経由し上野村<御巣鷹の尾根の麓>まで走っており、4つの沿線自治体が主体となって運行する大掛かりなコミュニティバスです。

全区間の所要時間は2時間半を超え、運賃は最高2080円にもなります。

https://ncb.jp/route/pdf/tano.pdf

現在は磁気の群馬県共通バスカード(ぐんネット)に対応していますが、日本中央バス公式サイトにあるように、他路線とは一線を画し4月以降も当面の間磁気カードを継続するとのこと。

あるいは、ノルベがポイントサービスを導入せず、上野村民など長い距離を日常的に利用する方にとっては「磁気カードをなくすと1乗車あたり200円程度もの負担増になってしまう」ため、自治体が負担増回避策として磁気カードの継続を要望したのかも・・・

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