全国交通ニュースブログ

神戸電鉄粟生線の踏切工事によるバス代行の顛末(その1)

※神戸電鉄粟生線の小野市内は利用が少なく以前に廃止も取りざたされていたので、カテゴリを「ローカル鉄道」としています。

ブログ記事「東播磨道未開通区間の2024/12/14時点の様子(中)」で

>手前の工事看板は、現地から旧国道175号に通じる市道のうち神戸電鉄の踏切部分が拡幅工事のため2025/3/31まで終日車両通行止めになっている旨の案内で、東播磨道の工事とは無関係です。

と書きましたが、2024/12/14にはこの踏切(池の下踏切道)を歩行者も含め全面通行止めにした上で、神戸電鉄粟生線もまる1日運行を取り止めての大規模な踏切工事が実施されました。

https://www.city.ono.hyogo.jp/soshikikarasagasu/chiikishinkobu_dorokasenka/gyomuannai/4/2/1/doro/13509.html

神戸電鉄の公式サイトでは2024/7/26に早くも案内され、8月時点では車内吊り広告でも盛んに告知されていました。

https://www.shintetsu.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/08/keikaku_unkyu.pdf

当初は翌15日の12時頃までかかる予定でしたが、15日朝8時時点の神戸電鉄公式サイトの列車運行情報には

粟生線市場~小野駅間「池の下踏切道」の拡幅工事に伴い、昨日(14日)より三木~小野駅間の運転を休止しておりましたが、踏切道の拡幅工事が完了しましたので、本日(15日)は始発列車より平常通り運行しております。

会社にとっても沿線利用者にとっても、予定より早く終わったのは万々歳ですね。

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ただ謎だったのは、当日になってもそのバス代行輸送の詳細が神戸電鉄の公式サイトで一切公表されなかったことです。

 a. 代行輸送の時刻表

 b. 各駅における代行バスの乗降場所

 c. PiTaPaやICOCAなどのICカードが利用できるのかどうか

上記案内告知では

※大村駅、樫山駅、市場駅の各駅最寄りの代行バス停に停車します。
※代行バスは、三木駅と小野駅の電車の出発時刻に合わせて発車し、折り返し運転をします。

とのみ書かれており、いずれも具体性に欠けています。振替輸送のほうは「※定期券以外のIC乗車券(PiTaPa・ICOCA等)ではご利用いただけません。」と明記されており、この伝で行くと代行バスはc.には対応していることになりますが、代行バスではICカードの処理はできないはずで、???でした。実は、代行輸送実施日の遅くとも半月前くらいにはJR西日本の保守工事による昼間の計画運休(例=2024/6/2付ブログ記事で紹介した山陽線徳山~新山口間の計画運休)と同レベルの情報が神戸電鉄公式サイトで公開されたり主要駅でチラシが配布されるものと信じていましたが、当日になってもそのようなものは一切存在しないままでした。

一方、当ブログで繰り返し取り上げている東播磨道未開通区間のうち、小野南ランプ~小野ランプ間はまさにこのバス代行輸送区間の沿線です。

そこで当ブログでは、この終日運転取り止めおよびバス代行輸送の実態について、数回に分けて事細かに報告することとします。乞うご期待・・・

(つづく)

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