阪神バスの西宮神戸線(阪神西宮~甲南本通~阪神御影駅北~阪神西灘駅前~三宮駅前~神戸税関前間)が2024/9/21から減便されます。
https://www.hanshin-bus.co.jp/files/whatsnew/daiyakaisei_240921.pdf
これまでは20分間隔(平日朝を除く)だったのが30分間隔となります。
この路線は大部分の区間で国道2号上を走り、かつては<阪神大震災後の一時期を除き>阪神尼崎~神戸税関前間を延々と1時間半以上かけて走る路線でした。しかし2009年の路線再編で「阪神尼崎~西宮戎~阪神芦屋」「阪神西宮~神戸税関前」の2路線に分割されました。この時点では後者は12分間隔だったのが15分間隔→20分間隔と徐々に減便され、今回さらなる減便となります。おそらく、乗務員不足により減便を迫られる中、他の主要路線と異なりJR神戸線・阪神電車が並行しているため代替できるとみて主要ターゲットになったのでしょう。ちなみに前者は既に「阪神尼崎~阪神西宮」に短縮の上1日僅か10往復あまりにまで大減便済みです。
西宮神戸線の利用者は、特に神戸市内区間では決して少なくなく、休日の昼間でも座席がほぼ埋まっていることが少なくありません。これは、70歳以上の神戸市民を対象とする敬老優待乗車証(PiTaPaのシステムを利用するプリペイドのICカード)で神戸市内区間を乗車する場合、小児運賃で乗車できるからです。
https://help.city.kobe.lg.jp/hc/ja/articles/4488121392783
甲南本通以西の神戸特区区間の小児運賃は110円<2024/10/1の値上げ以降は120円>のため、対三宮だとJRや阪神電車を利用する場合(東灘区内だと190~200円)よりも時間がかかるものの大幅に安くなり、結果として阪神バスは高齢者の利用が多くなっています。したがって今回の減便により昼間に関しては混雑度がさらに増しそうですが、果たして・・・