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関連ブログ記事・・・2024/11/29付「幻の阪神高速泉北線→天王寺大和川線の状況・・・2024年も動きなし?」
ということで、2024/12/1に改めて天王寺大和川線予定地を全線通しで歩いてきましたので、「2年前から変わった点」「2年前に気が付かなかった点」を報告していきます。
1.国道25号との交差部から近鉄南大阪線との交差部まで
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大阪鉄道病院の寮は2023年に解体され跡地はスーパー万代になりました。ただ、天王寺大和川線の「エントランス広場」に相当する部分は空き地のまま残されています。
近隣住民のために「はちの子チビッコ広場」として暫定利用されている一画。フェンスをよく見ると、「大阪泉北線関連緑地 建設局長居公園事務所」の古びた掲示が取り付けられていました。「大阪泉北線」はまだ阪神高速泉北線の計画が生きていた頃の都市計画道路としての名称です。この部分は最終形でも緑地の予定なので、大阪市建設局としては「都市計画道路予定地」扱いとはしていないようですね。
その南向かいにも。
「高架下広場」を北側から見る。近鉄南大阪線の橋脚が左右で形が異なっていることがよりありありとわかります。
2.近鉄南大阪線との交差部から美章園駅まで
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阪和線沿いの空き地のフェンスには、やはり「大阪泉北線関連緑地 建設局長居公園事務所」の古びた掲示が取り付けられています。現状がゲートボール場の部分もあくまで「緑地」です。
3.美章園駅から阪神高速14号松原線との交差部まで
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美章園駅の南西側の美容院は引き続き営業中です。フェンスの古びた掲示の文言が「この中に入ってはいけません!! 大阪市建設局南部方面管理事務所」に変わっています(番号は通し番号?)。
その南側の柵の中に喫煙所が新たに設置されていますが、「大阪市路上喫煙の防止に関する条例」の改正により2025/1/27から大阪市内全域で路上喫煙が禁止となることを踏まえ市が設置したもので、それまでにこの部分の柵を取っ払うのでしょう。
用地買収に応じなかった民家が1軒ポツンと残ったままですが、玄関側を見る限り既に空き家になっているようでした。
松虫通との交差点の北側は2年前には空き地でしたが、有料駐車場として活用されています。
4.阪神高速14号松原線との交差部から南田辺駅まで
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この区間で、変わった点はありませんでした。
5.南田辺駅から鶴ヶ丘駅まで
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この区間でも、変わった点はありませんでした。ただ、当日は「鶴ヶ丘駅の目の前の駅前広場になる計画の場所」が地元自治会の餅つき大会会場として開放され、賑わっていました。
ちなみに、鶴ヶ丘駅のみどりの窓口は2024/11/30限りで廃止されました。JR西日本では全社的に「みどりの窓口を廃止して指定券が買えるみどりの券売機に置き換える」施策が徹底されていますが、鶴ヶ丘駅では代替のみどりの券売機が設置されず、指定券は購入できなくなりました。
(つづく)