「その1」の続きです。
マイカー駐車場の先は、一般車が通行できない道がロープウェイのりばまで続きます。「強風の為運休中」の看板が見えますが、運休が始まった3年前の時点では、おそらく「強風の為」の部分は上から紙で隠してあったのでしょう。
少し入ったところに1件の店が営業中です。本来はロープウェイ利用客目当ての立地ですが(金剛山に登山する場合はこの道は通らない)、駐車場に比較的近いこともあってか営業を継続できています。
しばらく行くと関係者向け駐車場と、マス釣り場(ロープウェイ前バス停よりも手前にある)の宣伝看板がありました。この看板も、用済みになってから3年以上経過します。
さらに2分ほど坂道を上りましたが、まだロープウェイの駅は見えてきません。このカーブを右に行くと駅があるはずですが・・・
最近思うのは、高度成長期に作られた多くのもの(観光施設のほか、駅も歩道橋も集合住宅も・・・)が「徒歩や階段をいとわない構造」になっており、バリアフリーと対極にあることですね。要は、当時は高齢者の比率が現在では考えられないほど低く、何を設計するにも高齢者を顧みる必要がなかったのでしょう。
(つづく)