玉陽庵 算命学ブログ

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「寿命」を占うこと

2014年11月05日 | 算命学 あれこれ
直接のお知り合いではない方の話なのですが
こんな例を聞いたことがあります。

ある方が算命学を習いはじめ、試しにお知り合いの方を
占って差し上げたのだそうです。

習って少しすると、ある程度の事が分かってきて
周囲の人を占ってみたくなるのは当然のこと。
私も、もちろん周囲の方を分かる範囲で占ってみて、
「あたってる!」と驚かれると、とても嬉しかったものです。

ただ、私の聞いた例のその方は、教科書のある項目を
そのまま友人に伝えたそうなのです。
「あなた、寿命が短いんだって」と。

聞いたお友達は大変なショックを受け、そんなショックを
与えてしまった方も怖くなって、算命学のお勉強をやめてしまった。
確か、そのような顛末だったと記憶しています。

これは、占ってもらった方にとっても、占ったお勉強中の方にとっても
とても不幸な出来事だと思います。

確かに、短命になりやすい傾向のある星や、そのような星の配置もあることには、あります。
だからと言って、それは一つの「要素」でしかありません。

その要素を一つ持っているからと言って、必ずしも短命とは限らないのです。
その要素とは別に、長命の要素も持っていたり。
配偶者との相性でも変わってくることがありますし、
人によっては「太く短く」生きるか、「細く長く」生きるか、どちらの道も
選択できる、といった方もいらっしゃるのです。

寿命も、周囲の環境や、本人の生き方で大きく影響を受けるのです。

宗家の研究によると、あの坂本龍馬も、違う生き方をしていれば
もっと長生きできたはずだったのだそうです。

また、天寿を予定通りに全うする為には、今世で定められた課題を
クリアしておく必要もあります。
何かに対する妄執に囚われて、なかなかこの世が卒業できない・・・そんな例もあるのです。

このような不確定要素も絡んでくるので、プロの占い師でも、
寿命の問題は「絶対」と言い切ることは難しい場合があります。

このように総合的な判断が必要な「寿命」の話を、少し星を習った程度で
軽々しく口に出すことは、まさに「木を見て森を見ず」の典型例。

今、算命学を習っている途中の方や、これから習う方にお伝えしたいのは
最初の数年の学習だけで、人を一人、分かったような気になってはいけない、という事です。
学習の途中では、学習意欲が下がるほど強烈な内容を教わることもあります。
ただ、その「要素」を持っているだけで、その人のすべてを決めつけてしまってはいけません。

自分が言われたら受け止めきれないことを、まだ算命学の全容も理解していないうちに
軽々しく口にすることは、相手の為にもご自分の為にもならないのです。

まだ習って数年しかたっていない方に占ってもらった内容がショックだった、
という経験をなさった方も、気を落とさないでください。
算命学は、驚くほど当たっていると感じる部分があるので
その占いで恐ろしいことを言われれば、目の前が真っ暗になることもあるかもしれません。

ただ、恐ろしいと感じる事にも、改良法がある場合は多いです。
また、その苦難を乗り越える事にこそ、その人にとって大きな意味がある場合もあるのです。

どなたか経験を積んだプロの方に占ってもらったり、ご自分自身で算命学を習ってみるのも
良いかもしれません。
きっと、そのショックから立ち直れる要素は見つかることと思います。

算命学は、人を怖がらせるための占いではありません。

様々な出来事の真の意味をお伝えし、それを正しく受け止める方法をお教えすること。
そして、避けられる不幸はできるだけ避けられるよう、
その手段をお教えすることこそが、算命学の本来の目的なのです。


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