玉陽庵 算命学ブログ

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五徳について

2014年11月14日 | 算命学 あれこれ
昨日は、分かりやすい説明の為にかなり端折ってしまった部分があるので、算命学を学んでいる方の為にちょっと補足を。

精神次元を上昇させるために揃っていなくてはならないのは、実際には「五徳」になります。

まずは奉仕の「仁徳」、礼儀の「礼徳」、正義感の「義徳」、知性の「智徳」が揃って初めて信頼の「信徳」を身につける事が出来、全て揃ってようやく少し、精神次元の上昇が実現するのです。

これらの「徳」も、自然と身につくもの、本人が努力しなければ身につかないものがあり、それぞれ個人差があるのです。

さて。
これら五徳も、実はバランスが必要。
どの徳をとっても素晴らしいものばかりですから、欠けたものを補うことばかり考えがちですが。

「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉が、ここにも当てはまるのです。

例えば、「義徳」が過度に備わった方の場合。
正義感は素晴らしいものですが、過ぎると本人ばかりか、家族までもを危険に巻き込む事があります。

正義感の強い弁護士さんが、逆恨みなどで命を落とす事件などは、この典型例。
何事も、欠けるのと同じ位、過ぎるのは危険なのです。

「徳を積む」のにも「積みすぎてはいけない」と知った時、「そんな良い事にやり過ぎってあるの⁉︎」と、どれほど驚いたことか!

でも、何代にも渡って徳を積み過ぎると、それが子孫にハッキリと出てしまうのです。

我が家の曾祖父は人助けに奔走して、その為に借金をしたまま40代で亡くなりました。
沢山の子供を抱え、長男は戦争に駆り出され、曾祖母は大変な苦労だったと思いますが、決して夫を悪く言わなかったと聞きます。

子孫としてはとても誇りに思いますし、とても尊敬していますが、どうやらこのような行動を取っていたのは曾祖父だけではないらしいのです。

というのも、その息子である祖父に、徳を積み過ぎた家系に出る、とある干支がハッキリと出ていたからです。

善行は素晴らしい事。
ただ、自分の分をわきまえて限度を知る事が大切なのでしょう。
無理をして、家族に負担をかけてまでの善行は、やり過ぎで、かえって良くない。

おそらく、そういう事なのだと思うのです。



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