玉陽庵 算命学ブログ

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続・干合変化について

2014年11月26日 | 算命学 あれこれ
さて、昨日の干合変化の続きです。

昨日は、自分の「日干」と後天運(年運・大運)や他の人の「日干」が
干合する場合のお話をしました。

本日お話するのは、自分自身の宿命内で、この干合変化が起きる場合。
例えば、「生まれた日」の「干」と、「生まれた月」の「干」が「干合」の組み合わせである場合、
この「干合変化」が起きるのです。

魂である「十大主星」と呼ばれる星は、この「干」同士から生まれますので、
この「干」が変化する、ということは、本来生まれるはずの星とは別の星が生まれる、ということ。

本来、人は五つの星を持っていますが、そこに、干合変化してできた別の星が
本来の星の周りを衛星のように廻るのです。

こちらの過去の記事を読んでくださっている方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、
「生涯にわたって影響を与える星」という記事の中で、「大運の初旬に廻る主星」も、
「衛星のように廻る」とお話しました。
こちらの大運の主星の場合は、五つの星全体の周囲を廻るイメージです。

これに対して、干合変化で生じた星の場合は、どの「干」から生じているかが
はっきりしているため、特定の星の周りを廻ります。

例えば、人体星図で「頭」の位置に「調舒星」という星を持っている方がいたとします。
このような方は、“目上”や“師”と仰ぐ人には、何か凡人とは異なる特殊な才能を
持っていて欲しいという気持ちがあるので、そのような特殊性を持たない目上には
魅力を感じません。

この方が、宿命内に「干合」する「干」を持っており、干合変化の後、「頭」の位置に
新たに「玉堂星」が生じた場合、この「玉堂星」が本来の「調舒星」を廻るようになります。
この場合、目上に求めるのは、単なる「特殊性」だけでなく、「知性」も求めるようになるのです。
単に凡人とは違うだけではなく、さらに学識豊かで教え上手な目上に
惹かれていくようになるでしょう。

また、この方が本来「玉堂星」を持っていない方だとすると、この「干合変化」のおかげで
「玉堂星」の要素、すなわち知性がプラスされるのです。



この「干合変化」はゆっくりと起きるもので、生まれてすぐにその「干合変化」が起きる訳ではありません。
なので、宿命内に「干合」する「干」を持っている方は、人生の途中でその性格等に変化が起きてきます。

「日干」「月干」「年干」のどれかの組み合わせで起きる「干合変化」は比較的早く起こり、
その他「蔵干」と呼ばれるものとの「変化」(これは「干合」ではなく「暗合」と呼びます)は
それよりも遅くなります。

徐々にではありますが、苦手だったことが、それほどの苦も無くできるようになったりするのです。
先ほどの例で言いますと、学生時代にはじっと座って勉強をすることが苦手だったとしても
社会人になってしばらくしてから知的好奇心が膨らみ、大学の講座に通ったりするような
そんな変化が起きるのです。


このような干合(暗合)変化が起きる方は、実はあまり珍しくありません。

10代の頃を良く知る人と30代、40代で再会すると、少し違った雰囲気を感じることは
珍しくないと思いますが、単なる環境の変化だけではなく、もしかすると、このような変化が
その人の内部で起きているのかもしれませんね。