玉陽庵 算命学ブログ

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続・後天運で廻る天剋地冲

2014年12月14日 | 算命学 あれこれ
本日は、昨日の続きで、年運の「生月」にあたる「月干支」がその年の「干支」と
「天剋地冲」の関係になる場合のお話です。

この「月干支」の場所は、中央=公私両方の立場を表します。
今年が「甲午」年でしたから、「月干支」に「戊子」がある方が
今年、年運で中央天剋地冲が廻った方になります。

この中央に「天剋地冲」が廻る年は、私も体験しましたし、
何人か廻っている人を鑑定したことがあります。

この中央の「立場」という場所が壊れる、というのは、実に厄介で
「濡れた藁の上に立っているような状態」と言われます。

実際にどうなるかと言うと、急にそわそわした気分になり
仕事をしている人は「このまま今の仕事を続けていて良いのだろうか?」と
焦りにも似た気持ちを抱きます。
主婦の方も、おそらく、ご自分の立場に焦りを覚えると思います。

とにかく「このままでいてはいけない!」という気持ちに囚われるのです。

私はこの時、恩師に鑑定していただいて難を逃れましたが
このような年に転職してしまう人は多いそう。
家庭の主夫・主婦だけをしている方は、離婚を考える方もいるかもしれません。

ただ、年運の中央に「天剋地冲」が廻る限り、この年にどのように環境を変えても
この落ち着かない気分は変わりようがありません。
職場を変わろうと、足元は、濡れた藁のようにブカブカのままなのです。
結局、どんな犠牲を払おうとも、何の満足も得られることはありません。

なので、この年に転職などをすることは、凶となります。


ここでの対処法は、とにかく「落ち着く」こと。
そのような気分が、たまたま巡った年運によるものであると理解できれば、
実際に「このままでいてはいけない」根拠というものが全く無いことに
気付けるはず。

中央天剋地冲による焦りや不安のせいで自信を失くしてしまう人もいますが、
それは「気のせい」だと自分に言い聞かせてください。
その自信喪失も、実は幻。
周囲の人はあなたにがっかりしたり、頼りにならないと過小評価したりしては
いないはず。
逆に、あなたがいなければ困る、と頼りにしていることでしょう。

冷静に、何の根拠もない気分に自分が振り回されたと分かると
憑き物が落ちたように、変な焦りは消えます。

単なる年運のせいだと自覚できるかできないかが、運の分かれ目。
分かっていれば、不要な犠牲を払わず、また妙な気分に振り回されることもありません。

これら「年運」の「天剋地冲」は現象としては「天中殺」に次いで大きなものなので
鑑定の機会がある方は、ぜひそのタイミングを知っておいて頂きたいと思います(^^)