玉陽庵 算命学ブログ

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運を破壊して成功する人

2014年12月20日 | 算命学 あれこれ
本日は、少し、怖いお話を。

大分前ですが、この世の成功者が必ずしも神様の恩寵を受けて成功した訳ではない、という
お話をしたことがあります。

それでは、彼らはどのようにして成功したのか?

一部の方は、強烈な「格」という型に入っていて、自らの運気のみで成功を掴んでいます。
もちろん、「格」に入っているからといって必ずしも成功するわけではありませんから、
ご本人の並ならぬ努力やご家族・仕事仲間などの支えなどがあっての成功でしょう。
ただ、ご自分の運を生かし切っての成功ですから、とても幸運な形での成功と言って良いと思います。

実は、自分の力のみで成功を掴む方とは別の形で成功する方もいらっしゃいます。
それが、周囲の方の運を破壊して成功するタイプ。

何とも恐ろしい響きですが、実はそれほど珍しいタイプではありません。

また、このように人の運を「喰う」タイプの方は、何かあれば人に運を「喰われる」方でもあります。
このような運の喰い合いから逃れたいと思う場合、方法は一つ。
精神主体の世界に身を置くこと。

例えば、音楽、美術などの芸術世界、学問の世界、宗教の世界等で精神の向上を図り、
成功した場合は、このように周囲の人の運を破壊したり、されたり・・・という現象は起きません。

ただ、現実力量が十分にあり、身強と呼ばれる強い方の場合は、現実世界で成功する道を
選ぶでしょう。
そして、実際、成功者にはこのような方が多いのが事実です。

もちろん、ご本人はこのような事をご存知ない場合が殆どでしょうし、別に悪意があって
人の運を破壊している訳ではありません。

ただ、どんなに努力した方でも、成功した場合、決して自分一人の力だけでそこに辿り着いた
訳ではないのだということを、忘れないで頂きたいのです。

直接支えてくれた家族や仕事仲間に感謝するのはもちろん、その成功は誰かの犠牲の上に
成り立っている可能性があることを、どうか知っておいてください。

そして、成功した暁には、必ず社会に何らかの形で「お返し」をして下さい。
お金がある人は、寄付や、基金の設立などの形でも良いでしょう。
体力のある方なら、ボランティアなどに参加するのも良いでしょう。

成功する、という事は、社会から何らかの恩恵を受け取ること。
その恩徳を受け取るだけで終わると、「徳切れ」を起こしてしまい、
自分が最も大切にしたい子孫の代が大きな影響を被ります。
ましてや、犠牲の上で成り立った成功ならば、なおさらです。

成功の陰には、必ず誰かの支えや犠牲があること。
そして、「情けは人の為ならず」という言葉は、成功した方にこそ当てはまる言葉
なのだという事を、覚えていていただきたいと思います。