玉陽庵 算命学ブログ

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天中殺と十大主星(年運)

2014年12月24日 | 算命学 あれこれ
本日のお話は天中殺でどのような出来事が起きやすいかを
「年運」に出ている「十大主星」で占う方法について。

もちろん、心を落ち着けて受け身で過ごし、日常を変えずに過ごせば
大きな現象が出ることは避けられるはずですし、ぜひとも
避けていただきたいところですが、外的な要因で
日常を守れなくなることもあります。

そんな場合も、せめてどのような現象が起きやすいかを把握しておき、
大きな失敗や事故などに気を付けていただきたいと思うのです。

「貫索星」「石門星」
兄弟仲、あるいは、親友との間の仲たがいに注意。

「鳳閣星」「調舒星」
子供に問題が出る場合があるので注意。
お子さんがいない場合は、本人が病気をすることも。

「禄存星」「司禄星」
お金の問題、異性問題に注意。
結婚や投資で失敗する可能性大。

「車騎(本当は車へん)星」「牽牛星」
仕事のミスや、交通事故に注意。

「龍高星」「玉堂星」
両親や目上(恩ある上司など)の大病などに注意。

また、どのような主星が廻っている天中殺年でも、共通して注意すべきは
以下の事柄です。

・人生に関わる決断をしない(結婚、転職など)
・高価なものは買わない
・金銭の貸借はしない
・異性との過ちに注意する
・ギャンブルには手を出さない(のめり込みやすいので)
・秘密の漏洩に注意

基本的に「判断力」が欠如する時期ですから、「判断力」がどうしても
必要になってくる事柄は、すべて先送りにできるものはしてしまいましょう。

どうしても先送りにできない事柄は、「日常を守る」「自分の器を越えない」
ことを鉄則にしてください。
具体的に言うと、今までやったことのないようなこと、自分の実力以上の力を
発揮しなければならないようなことに手を出すのは厳禁。
どうしても転職が必要なら、自分の経験が生かせて、背伸びや無理をしなくても
対応できそうな仕事を選んで下さい。
どうしても引っ越しが必要なら、環境を大きく変えたり、家賃の高い物件に
移ったりはしないこと。

今は「午未天中殺」の方が天中殺の時期に当たりますね。
すでに、「転職してしまった」「引っ越してしまった」という方がいても
慌てないでください。

天中殺の間にさっそく仕事が上手く行かなくなったり、住居に問題がでたりした場合は
おそらく自分に合わないものを選んだ結果。
すぐに転職、引っ越しが必要ならば、今度は「自分の器を越えない」方法で
次の仕事、引っ越し先を選びましょう。

すぐにマイナスの影響が出ない場合も、背伸びをして選んだ仕事や引っ越し先ならば、
天中殺を抜けてしばらく経った頃、影響が出てくることと思います。

その時は、単に天中殺の影響だとスパッと諦めましょう。
自分を責めたり、人を恨む必要はありません。
単に実りのない時期に動いてしまったから、元々縁のなかったはずのところに
来てしまったというだけの事です。

その場合は、今の仕事や住居にしがみつかず、次の仕事、次の住居に目を向けて下さい。
今度こそ、本当にご縁のある場所にたどり着けるはず。

また、知らずにご夫婦のどちらかが天中殺の年に結婚してしまった場合。
これも一つの宿命と受け止めてください。
このお二人では、子供に恵まれるのは難しい・・・と思われるカップルでも
天中殺の結婚、出産だからこそ恵まれる子宝もあるようです。

天中殺の結婚だけは、事前に分かっていれば絶対にお止めしたいのが本音ですが
どうしてもお止めできないカップルが多いのも事実。

天中殺中の結婚、出産は親子の縁、夫婦の縁、家族としての縁が
最終的に薄くなってしまうので決しておすすめはできませんが、
必然的にそうなってしまった場合、それは宿命の一部。

そこに何か学ぶべきことがあるのだと思うのです。

この世に生まれてきた限りは、いつか、どこかで何かの課題に直面せざるを得ません。
天中殺で結婚した場合は、家族縁の薄さという形で課題が現れただけで、
家族縁が深い方も、深いからこそ起きる厄介事があります。

算命学で避けるべきと言われる「天中殺の結婚」をしてしまった方は、
過去を嘆くのではなく、それがどういう現象を招くのかを冷静に把握して、
きちんと向き合いましょう。

誰もがそれぞれの宿命と向き合わねばならないのは、皆同じなのですから。