2週間もあいてしまいました。
この2週間にはいろいろなことがありました。
イスラエルのレバノン攻撃はやむどころかエスカレートし、国連施設まで攻撃するに至り、さらに南部カナという街の避難所を空爆し、子供を含む民間人54人が死亡。現在までの死者は、双方で600人とも700人とも伝えられています。ほとんどが非戦闘員(民間人)でした。
このカナの事件を受けて、イスラエルは48時間停戦し調査すると発表したというが(7時42分読売)、攻撃そのものをやめる意思はありません。イスラエルという国はユダヤ人の安息の地を求めて建設されたはずですが、安息を作り出すはずの強大な武力が、世界でもっとも危険な国を生み出しています。平和のためには武器を捨て、鎧を取ることがいちばんなのではないでしょうか?
日本列島は異常気象にみまわれていました。長い梅雨と多くの人が経験したことがないと語った長い豪雨。
私が仕事をしている長野県は、その最大の被害を受けた県の一つとなりました。先週、19日には岡谷で土砂崩れが発生するなど多くの人が亡くなりました。中央高速もあちこちで寸断されて普通になり、回復したのは4日後の日曜日でした。
天竜川は「暴れ天竜」という異名を持つ意味が良くわかりました。普段は穏やかなこの川が、あっという間に水かさが増し、周囲の道や畑を呑み込んでいきました。辰野というところでは国道が流され、秘境「天竜峡」は深さ15メートルの渓谷ですが、それがすべて水で埋まり、あわや周囲のホテル郡を呑み込むところでした。
小泉首相は戦火の中を中東訪問、ロシアサミットと動いたが、もちろん何の影響も与えなかった。中東の戦火で、北朝鮮問題は、国際政治の中での比重も低下したか、アセアン地域フォーラムに参加した米ライス国務長官は、心ここにあらずの状態。
そんな中、自民党総裁選には福田氏出馬せずの報道と、靖国神社へのA級戦犯合祀に昭和天皇が不快感を示していたとのダブル報道。
自民党総裁選は「消化試合」と揶揄されるようになり、安倍氏は「天皇発言を政治的に利用してはいけない」という妙な牽制球・・といろいろなことがありすぎて、対応し切れなかった2週間でした。
気象異変も政治異変も世界中を覆っています。8月に入りますし、靖国問題はもう少し丁寧に追ってみたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます