現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です
連休中しばし、家を空けていたのですが、街ですれ違う若い女の子の香りは、
フルーツ(ベリー系)やバニラ、ココナッツといった甘ったるいものが多い気がしました。
バブル期に街を歩くと、プアゾンの香りによく出くわしましたが、香りにも流行ってあるんですね。
今、街に蔓延っている若い子たちの香りは、考えてみると過去には存在しなかった香りのように思います。
残念ながら、わたしの嗅覚にはバブル期のプアゾンと等しく好ましくない香りですけど。
ちょっと余談ですけど、プアゾンの女達とベリー、バニラの女達は時代は違えど、同じ年頃かと思われます。
そう考えるとプアゾンの女達は老けてたなあ・・・プアゾン自体も老けたマダムぽい香りだね。愛用者の皆さんごめんね。
そんなわけで、嗅覚くらい極端に一人、一人の感じ方が異なる感覚もないのでは?
でもね、でもね、確かめようがないことをいいことにここで断言致します。
PSSST!/ シー のコロンの香りで不快感を抱く人は一人もいないと思うのです。
誰かが言っていました、愛する人に、自分の香りはこれなのだ!と記憶してもらえるように、
女の子は生涯でひとつの香りをまとうのがよいと。できることならばシーを生涯のひとつにしたかった・・・
資生堂にビバーチェという製品があったのですけれど、黄色とピンクの瓶のみの時代だった頃、
そのどちらかがシーに似ているかもしれないと思ったのですが、ブルーだかグリーンだかが加わった頃、
お店で試していてどうも香りが違う気がしました。それで首をかしげていると店員さんがやってきたので、
「以前とどうも香りが違う」と言ってみました。すると「そうなんです」と・・・「すごくいい香りでしたよね」とわたし、
「すごくいい香りでした」と店員さん。以前と同じつもりで買って、香りが違うので使用しない人もいるとのこと。
是非とも以前の香りの復活をと頼むと、同年代の店員さんは理解が深く、メーカーに伝えますとのことでしたが、
なんのなんの、その後ビバーチェ事態がなくなってしまいました。
20代前半は、すごく背伸びしていたので、シーのようなさわやかな香りからは遠ざかっていて、
成人して初めて出会ったのはキャシャレルのアナイスアナイス( CACHAREL / ANAIS ANAIS )でした。
そしてもっと背伸びして、エルメスのカレーシュ( Hermes / Caleche ) を結構長く使っていました。
人によってはおばさまっぽいという人もいますけど、品のいい香りで、特にラストノートがせつなくて、
せつない恋を思い出します。 これぞ、プルースト現象か
で、時は過ぎ、woods of windsor(ウッズ オブ ウインザー) という英国のブランドで、
ミモザの香りを非常に気に入っておりましたが、ある時忽然とデパートの売り場から姿を消してしまいました。
都会に行けばまだ手に入るのかと思っておりましたが、どうやら日本ではもう買えないようです。
Woods of Windsor のホームページを見る限りでは、それらしき商品はみあたらないので、
イギリスに行っても生産中止で手に入らないかもしれませんねえ。
何でも英国ウィンザー城傍にある建物の屋根裏部屋から発見した覚え書き?
ブレンドの処方のようなものをもとにエリザベス1世時代の香油などを再現しているようなお店だったかと・・・。
ここで、シーに学んだことは、好きな香りに出会ったならば、少しお金はかかるけれど、
纏め買いしておくべし。濃度は濃くなるかもしれないけど アナイスアナイスも最近手に入りにくくなった気がします
香りとの出会いは、擦れ違うほんの一瞬だったりで、留めている様にあっても
それに対する記憶は実に曖昧なものだし、こうしてもう二度と会えないっていうのは、
人とおんなじで、恋焦がれても縁のない香りとは縁がなく、チャンスと同じで取り逃がしたらおしまい。
それにしてもです、マダム・ジュジュとかクラブのホルモンクリームとかよくもまあ強烈な
マダムの香りのまま生き残っていられますなあ・・・
ああいった奥様系の香りは生き残っているのに、たかだか20年くらいで、わたしにとっての良い香りは、
ラズベリーやバニラの香りに取って代わられてしまいました。
所詮、時代遅れな人間ですよ・・・out of fashion ~♪ そうそう、George 出所おめでとう
余談ですが、もう一度会いたい香りとしてもうひとつ、カオーフェザー のクリームシャンプー
ずっと、ロングヘアーなので生産されなくなるまで愛用していました。これもミモザの香りだったようです。
あと、一度聞いてみたい香り、川端康成の浜千鳥(続・千羽鶴)に出てくる香り。
主人公が妻になった女性に「ゆき子はプリンス・マチャベリィとかいう香水を使っているのか」と問いかけます。
一体どんな香りなんだろうと20代の頃からずっと思っています。想像するに奥様系の香り?
後に確かロシアの王子様がアメリカで作ったブランドPRINCE MATCHABELLI / プリンスマキャベリーと知りました。
ぐだぐだ書いたところで、情報求む
嗅覚、記憶力に自信のある香り好きな方で、80年代初めから中頃まで存在したカネボウPSSST!
に現存する香りで『これが似ているよ』というものがあれば是非、教えてくださいませ。
香りに纏わることを色々書きましたが、いつかシャンプーなどについても書いてみたいです。
連休中しばし、家を空けていたのですが、街ですれ違う若い女の子の香りは、
フルーツ(ベリー系)やバニラ、ココナッツといった甘ったるいものが多い気がしました。
バブル期に街を歩くと、プアゾンの香りによく出くわしましたが、香りにも流行ってあるんですね。
今、街に蔓延っている若い子たちの香りは、考えてみると過去には存在しなかった香りのように思います。
残念ながら、わたしの嗅覚にはバブル期のプアゾンと等しく好ましくない香りですけど。
ちょっと余談ですけど、プアゾンの女達とベリー、バニラの女達は時代は違えど、同じ年頃かと思われます。
そう考えるとプアゾンの女達は老けてたなあ・・・プアゾン自体も老けたマダムぽい香りだね。愛用者の皆さんごめんね。
そんなわけで、嗅覚くらい極端に一人、一人の感じ方が異なる感覚もないのでは?
でもね、でもね、確かめようがないことをいいことにここで断言致します。
PSSST!/ シー のコロンの香りで不快感を抱く人は一人もいないと思うのです。
誰かが言っていました、愛する人に、自分の香りはこれなのだ!と記憶してもらえるように、
女の子は生涯でひとつの香りをまとうのがよいと。できることならばシーを生涯のひとつにしたかった・・・
資生堂にビバーチェという製品があったのですけれど、黄色とピンクの瓶のみの時代だった頃、
そのどちらかがシーに似ているかもしれないと思ったのですが、ブルーだかグリーンだかが加わった頃、
お店で試していてどうも香りが違う気がしました。それで首をかしげていると店員さんがやってきたので、
「以前とどうも香りが違う」と言ってみました。すると「そうなんです」と・・・「すごくいい香りでしたよね」とわたし、
「すごくいい香りでした」と店員さん。以前と同じつもりで買って、香りが違うので使用しない人もいるとのこと。
是非とも以前の香りの復活をと頼むと、同年代の店員さんは理解が深く、メーカーに伝えますとのことでしたが、
なんのなんの、その後ビバーチェ事態がなくなってしまいました。
20代前半は、すごく背伸びしていたので、シーのようなさわやかな香りからは遠ざかっていて、
成人して初めて出会ったのはキャシャレルのアナイスアナイス( CACHAREL / ANAIS ANAIS )でした。
そしてもっと背伸びして、エルメスのカレーシュ( Hermes / Caleche ) を結構長く使っていました。
人によってはおばさまっぽいという人もいますけど、品のいい香りで、特にラストノートがせつなくて、
せつない恋を思い出します。 これぞ、プルースト現象か
で、時は過ぎ、woods of windsor(ウッズ オブ ウインザー) という英国のブランドで、
ミモザの香りを非常に気に入っておりましたが、ある時忽然とデパートの売り場から姿を消してしまいました。
都会に行けばまだ手に入るのかと思っておりましたが、どうやら日本ではもう買えないようです。
Woods of Windsor のホームページを見る限りでは、それらしき商品はみあたらないので、
イギリスに行っても生産中止で手に入らないかもしれませんねえ。
何でも英国ウィンザー城傍にある建物の屋根裏部屋から発見した覚え書き?
ブレンドの処方のようなものをもとにエリザベス1世時代の香油などを再現しているようなお店だったかと・・・。
ここで、シーに学んだことは、好きな香りに出会ったならば、少しお金はかかるけれど、
纏め買いしておくべし。濃度は濃くなるかもしれないけど アナイスアナイスも最近手に入りにくくなった気がします
香りとの出会いは、擦れ違うほんの一瞬だったりで、留めている様にあっても
それに対する記憶は実に曖昧なものだし、こうしてもう二度と会えないっていうのは、
人とおんなじで、恋焦がれても縁のない香りとは縁がなく、チャンスと同じで取り逃がしたらおしまい。
それにしてもです、マダム・ジュジュとかクラブのホルモンクリームとかよくもまあ強烈な
マダムの香りのまま生き残っていられますなあ・・・
ああいった奥様系の香りは生き残っているのに、たかだか20年くらいで、わたしにとっての良い香りは、
ラズベリーやバニラの香りに取って代わられてしまいました。
所詮、時代遅れな人間ですよ・・・out of fashion ~♪ そうそう、George 出所おめでとう
余談ですが、もう一度会いたい香りとしてもうひとつ、カオーフェザー のクリームシャンプー
ずっと、ロングヘアーなので生産されなくなるまで愛用していました。これもミモザの香りだったようです。
あと、一度聞いてみたい香り、川端康成の浜千鳥(続・千羽鶴)に出てくる香り。
主人公が妻になった女性に「ゆき子はプリンス・マチャベリィとかいう香水を使っているのか」と問いかけます。
一体どんな香りなんだろうと20代の頃からずっと思っています。想像するに奥様系の香り?
後に確かロシアの王子様がアメリカで作ったブランドPRINCE MATCHABELLI / プリンスマキャベリーと知りました。
ぐだぐだ書いたところで、情報求む
嗅覚、記憶力に自信のある香り好きな方で、80年代初めから中頃まで存在したカネボウPSSST!
に現存する香りで『これが似ているよ』というものがあれば是非、教えてくださいませ。
香りに纏わることを色々書きましたが、いつかシャンプーなどについても書いてみたいです。