狷介不羈(けんかいふき)という言葉があります。
わたしはそういう人でいたいとずっと思ってきたような気がします。
いや、意識的にそう生きてきたとはとても言えません。
そして、意識してそうなれるものでもありません。
ふと気づいた時、そんな人でいることを自分は望んでいるのだ
そしてここまで来たのだと、ふと思ったのです。
自分を律することに欠けるわたしは、到底、狷介不羈と言える
ような人間ではなく、ただの狷介な人なのだと思います。
狷介という言葉は、その後ろに━不羈、━孤高という言葉を添えることで、
ずいぶんと格が上がる気がします。
そんなふうな人でいたい。
先頃、長い間、本当に長い間、知りたかったことを偶然にも知りました。
いえ、必然だったのだと思います。
わたしは、それを知るためにここまで生きてきたのではないかと
思うほど、ずっとその理由を考えてここまで来ました。
時が、カチカチに固まっていた悲しい過去を少し柔らかくしたみたいに。
あっさりと、その答えを耳にして、自分という人間の中にある謎も
少し解けた気がしています。
まだ、ただの狷介なわたしにはDesperadoが遠くで流れてくるのです。
秋ですね、今サンマを焼いています。
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